W杯の第2節で、最終戦を前に、一番乗りでW杯から姿を消すことが決まってしまった開催国のカタール。最終戦もオランダに敗れ、開催国としては史上初めて3連敗での敗退。初出場となった自国大会で、残念ながら、歴史に残る勝ち点を得ることはできませんでした。

カタール代表は2019年にアジアカップで優勝し、中東初となる今大会は開催国として初出場。巨額を投じてスタジアムを建設し、チーム強化も図ってきましたが、結果には結びつきませんでした。

W杯初出場となる今大会、初戦のエクアドル戦に0―2で敗れ開催国として初の黒星スタート。第2戦のセネガル戦ではMFムンタリが記念すべきカタール代表W杯1号弾を決めるも1―3と惨敗。ここでも開催国として史上最速となる2戦目での1次リーグ敗退という不名誉な記録も残してしまった。

第3戦となるオランダ戦でも、前半26分に失点。FWハクポにW杯3試合連続ゴールとなる先制点を許すと、後半にも失点し反撃出来ないまま敗戦。消化試合となっても詰めかけてくれた大勢のファンへ勝利を届けられないまま、今度は開催国史上初の1次リーグ3連敗という不甲斐ない結果を残し大会を去ることになってしまいました。

結果は開催国としては史上初となる3戦全敗の勝ち点なし。開催国の1次リーグ敗退は、2010年の南アフリカ以来ですが、勝ち点0は史上初という残念な結果となってしまいました。この屈辱を糧にして次はアジア予選を突破してW杯本戦切符を勝ち取ってもらいたいですね。