「ハンド」の判定基準とは

審判が「ハンド」と判定する基準は、ボールを手で触ったかではなく、「わざと触ったかどうか」がポイントなんです。

サッカーでボールを手や腕で扱えるのはGKだけ。それ以外の競技者が手や腕でボールに触ると、基本的にはハンドという反則になります。

ただ、すべてが反則になるとは限りません。ボールが手や腕に触れた行為は故意なのか、またはそのときの手や腕の位置が妥当だったかが、この反則の基準になります。

肩で触るのは反則にはなりませんが、どこからが腕になるのでしょうか。

腕と肩の境界線は、腕の付け根になる脇の奥が基準です。腕を下げた状態で、その脇の奥から地面と平行に線を引きます。それを境界線として、それよりも上が肩で下が腕になります。

「故意かどうか」の判定基準

腕に当たった場合でも、故意とみなされなければハンドにならないこともあります。では、どんな場合に故意と判定されるのでしょうか。

ボールが手や腕に当たったとき、故意だったのかは本人にしかわかりません。それを審判が判定するのは難しいことです。
 
審判が故意かどうかを判定するとき、ボールが当たる直前の状況をみているそうです。

1.ボールやその進行方向に対して手や腕が動いているか
2.手や腕が体の幅を広げるような位置にあるか
3.手や腕がプレー状況に応じた自然な動きか

ボールが当たる直前にその軌道に向けて手や腕を動かしていないか、また手や腕が不自然な位置ではなかったかを確認しています。手や腕が体から離れた位置にあった状況でそこにボールが当たれば、ハンドの反則になる可能性が高まります。

以上のように、手に当たったらすべて「ハンド」を取られるわけではありません。意外と分かりずらいところなので、リプレイなども見て、参考にしてみてください。

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