広島で生まれた理由は

歴史は古く、日本が終戦宣言をした1945年の3年後の1948年に遡ります。
戦争によって焼け野原になった広島市内にて当時の子供たちが独自で始めたのが、このエスキーテニスの始まりと言われています。
「スポーツを通して平和を」
という考えのもと、広島県を中心に日本全国へ普及が進められており、推定競技人口が広島県内で15万人、全国では30~40万人程になるまで普及しているそうです。広島県内の18人に1人がプレーしていると言われております。

どのようなスポーツですか?

羽根のついたスポンジボールをテニスの約1/8の小さなコートで打ち合うスピーディーな試合展開と、エスキーテニスにしかないユニークなルールと戦術があり、「簡単だけど奥の深い競技性」が他のスポーツでは味わえない大きな魅力なようです。
また、コートが小さく,体力的な負担を技術でカバーできるため,大会では,実際に10代の大学生と70代の熟年プレーヤーが互角に渡り合う熱い試合を繰り広げているこから老若男女幅広い世代で楽しむことができる生涯スポーツといえますね。

ルール&道具

■ルール

①サーブはワンバウンド後にアンダーハンドで
ボールを手に置いて、自分の肩の高さ以下から静かに落として
ワンバウンドした後に相手コートへ打ちます。

②サービスは5回連続
どちらが得点を取ろうが、サーブ権は同選手が連続で5回続けられます。

③1セット11点マッチ
通常、3セットで行うので、2セット先取で試合に勝利します。

■道具
①ボール
硬式のテニスボールと比べてかなり小さく羽が生えています。
また、ボール自体の大きさは、ピンポン球と同じくらいで硬式テニスボールより大分軽いようです。先述した老若男女楽しめる理由としてボールに羽がはえていてボールの速度の勢いが抑えられというところもポイントですね。

②ラケット
木製で、卓球ラケットからグリップを剥いだ感じの見た目です。
大きさはテニスラケットの半分程で、卓球のラケットよりも一回り大きいです。

全国大会も開催されているそうで、ある年の上位を占めたのは発祥の地、広島県が多かったそうです。
動画でプレーを実際に見てみたのですが、ダブルスの試合で前衛の選手が相手コートに背を向けて、後衛選手の打ったボールの出どころを隠していました。戦術も面白いエスキーテニスを実際にみてみたいなと思います。

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