「マスクで見られないから…」自分のスキンケアに不満足が6割以上

夏から秋の変わり目に肌トラブルに悩む女性を対象にした調査によると、今年夏の間のスキンケアが十分でなかったと感じている女性は6割以上もいることが判明しました。その理由としては、「在宅勤務やマスク生活で“見られないから”という理由でスキンケアを怠ってしまった」「マスクをしているため日焼け止めの塗り直しをしなかった」「季節によってスキンケアを変えていないから」といった声が見られました。

しかし、約7割の女性は“夏の肌疲れ”に対して具体的なケアを実践していると回答しています。具体的には、「保湿の徹底」や「パックをする」、「睡眠をとる」ことを行っている人が多いようです。

皮膚科医が解説!“夏の肌疲れ”を感じる肌に。3つのケアのポイント

この時期のスキンケア事情について分かりましたが、皮膚科医の今泉明子氏によれば、肌状態に合わせた適切なケアを行うことが大切だそう。“夏の肌疲れ”をケアするポイントを教えていただいたのでご紹介します。

1.肌の潤いを守りながらしっかり汚れを落とすこと

メイクや汚れをしっかり落とすことも大切ですが、落としすぎは肌に必要な潤いまで奪ってしまいます。過剰なクレンジングや洗顔により天然保湿因子が奪われるため、肌本来のバリア機能が低下し、肌荒れやくすみといった肌悩みの原因となります。また、一方で普段のメイクをしっかり落としきれないのもNG。汚れが蓄積し、大人ニキビなど肌トラブルにつながってしまっている可能性もあります。
長引くマスク生活においては、マスクによる蒸れや摩擦が肌に負担をかけるだけでなく、汗・化粧などの汚れが蓄積して毛穴が詰まり、バリア機能が低下した肌にさらに追い打ちをかけてしまっています。その結果、肌表面だけでなく肌内部にもダメージを与えてしまっている可能性大です!このようなダメージを防ぐために、一日の終わりに行う洗顔・クレンジングの際は、肌の潤いを守りながら、メイクや汚れをしっかり落としきりましょう。
クレンジングの際には、生え際~フェイスライン、小鼻やアゴ周りなど見落としがちな部分まで丁寧に馴染ませること。摩擦はくすみ・シミの原因につながることもあるため、洗顔の際は、洗顔料を泡立ててから優しく肌の上を滑らせるだけにしましょう。泡立てないタイプの洗顔料の場合は、顔のフェイスライン~生え際の輪郭(Oゾーン)から洗顔していくことを意識するといいですね。「マスクの下は日焼け止めを塗っているだけ!」と思っている方でも、洗顔はクレンジング・洗顔料を使い、ぬるま湯でオフしていきましょう。

2.肌表面のべたつきに惑わされず、”内側”の保湿を意識して!

クレンジング・洗顔後はしっかりと肌を保湿しましょう。実は、毛穴の開きや皮膚のざらつき・くすみのような日常的な現象も肌内部の乾燥が関係しており、長引くと皮膚トラブルの原因につながることもありますので、肌の表面だけでなく、肌内部まで保水・保湿を心がけましょう。また、肌状態に合わないクレンジング・洗顔による落としすぎやスキンケア不足によって肌の水分や天然保湿因子が足りなくなると、ゆらぎ肌や敏感肌ひいては大人ニキビ・しみを引き起こすといった負のスパイラルに陥る可能性も・・・。
室内ではエアコンを付けていることが多いため、実は肌は乾燥しやすい状態。さらに紫外線ダメージにより、肌内部の水分がますます奪われやすい環境にあり、自分が思っているよりも肌にダメージを受けていた可能性大!
そこで、クレンジング・洗顔の選び方やスキンケア方法の見直しが大切!いつもの化粧水を多め(500円玉3個分が目安)にとって、手の体温で温めながら肌に馴染ませるように浸透させたり、保湿パックを取り入れたりすることをおすすめします。

3.なるべく肌をこすったり触ったりせず、刺激を与えないこと

敏感な状態になっている肌には、できるだけ擦るなどの刺激を与えないようにすることが大切です。肌に摩擦を与えると赤みやくすみ、さらには肝斑を引き起こしたり、汚れた手で触ることで汚れが付着して炎症を起こしたり、にきび・吹き出物を起こしてしまうからです。また、この時期は、皮脂詰まりによる毛穴を刺激するようなケアは避けた方がベターです。ピーリングやゴマージュなどのあとは、普段よりもしっかり保水を心がけましょう。
コットンや手で化粧水を馴染ませてるときや洗顔時、肌をゴシゴシ擦っていませんか?スキンケアの最後に、肌を擦るようなマッサージをしていませんか?心当たりのある人は要注意!今日から、なるべく肌を擦らない、触らないように意識しましょう。どうしてもむくみが気になってマッサージをしたい場合は、擦るのではなく、保湿クリームを使ってリンパの流れをよくすることがおすすめです。また、スキンケアや洗顔、クレンジングもなるべく肌に負担がかからないものを選びましょう。

肌負担レスクレンジング5選

皮膚科医・今泉明子氏の解説で“夏の肌疲れ”のケアには、肌の潤いを守りながら汚れ・メイクをしっかり落とすこと、保湿すること、刺激を与えないことが大切であることがわかりました。このようなポイントを押さえたスキンケアには、ファーストステップであるクレンジングが重要です。そこで、「しっかり落とせて」「肌の潤いを逃さず」「余計な刺激を与えない」、3拍子が揃った肌に優しいクレンジング商品を紹介します。

カバーマーク トリートメント クレンジング ミルク

ミルククレンジング市場売上No.1。美容液成分89%配合のクレンジングミルク。肌に優しい無添加・低刺激処方です。肌負担なくメイクをすっきり落としながら肌の内側まで潤い洗いあがりはしっとりモチモチでスキンケアをしたかのような肌に。濡れた手・マツエクでも使用できます。

3,300円(税込)/200g
1,760円(税込)/100g(公式通販限定)

カウブランド 無添加メイク落としミルク

デリケート肌を考えた無添加、低刺激処方のやわらかく肌あたりのよいミルクタイプ。メイク汚れをキャッチし、お肌に余分な負担をかけずにすっきり落とします。濡れた手や顔でも使えます。

希望小売価格968円(税込)/ポンプ付150mL

チャントアチャーム クレンジングミルク

水系の汚れから油系のハードメイクまでしっかり落とせるオーガニックのクレンジングミルク。顔になじませるとミルクがオイルに変わり、汚れをきちんとキャッチ。すすぐとミルクに戻って肌のうるおいを守り抜きます。W洗顔不要です。

2,750円(税込)/130mL

ちふれ ウォッシャブル コールド クリーム

クレンジングとマッサージの両方に使える、洗い流し専用のクリームタイプ。メイクとのなじみがよく、落ちにくい汚れもしっかり落とします。指のすべりがよく、軽やかなタッチでマッサージクリームとしてもお使いいただけます。

715円(税込)・詰替用616円(税込)/ 300g

プレディア ファンゴWクレンズ

天然ミネラル泥配合。メイクアップ料や毛穴の汚れ、酸化した皮脂までしっかり落とすクリープタイプのクレンジング料です。やわらかなクリームがやさしくのび広がり、汚れをおだやかに取りのぞきます。洗い上がりは、まるでスパを受けた後のように、しなやかで透明感のある、毛穴の目立たないキメのふっくらとした肌に。ライトグリーンシプレのやさしく澄んだ香りです。

2,750円(税込)/150g、4,950円(税込)/ 300g

これで肌疲れともおさらば!

秋に現れる肌疲れケア方法やおすすめのクレンジング商品をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?無意識で肌を擦っていた、表面的な保湿しかしてこなかった、という方もいたのではないでしょうか。今のうちにしっかりと自分の肌状態に合ったケアをして、秋冬をめいっぱい楽しみましょう!

【皮膚科医・今泉明子氏 プロフィール】
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
聖マリアンナ医科大学を卒業後、皮膚科医として経験を重ねるほか、最先端の美容医療を学ぶため渡米。ニューヨーク ワイル・コーネル医科大学では皮膚の修復・再生にアプローチする「ペプチド」の研究に従事する。帰国後、都内皮膚科クリニック院長を経て、今泉スキンクリニック(六本木)を開院。日々診療を行う傍ら、国内外の学会・講演に登壇、世界中のドクターへ注入技術の指導を行うと共に、『ヒアルロン酸注射』『ボトックス注射』治療の啓蒙にあたる。

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