東京オリンピックでは、日本は過去最高の金メダルを獲得しました。
多くの金メダルに国民は歓喜しましたが、逆に1個だけの獲得で国民を歓喜させて国も多くあります。

金メダル1個だけ獲得した国とその競技に迫ってみたいと思います。

ウクライナ 男子レスリング グレコローマンスタイル 87キロ級 ジャン・ベレニュク

ウクライナとしては、今回のオリンピックの総メダル数は19個獲得。
それだけのメダル数を取りながらも、金メダルは1個という結果でした。
国としては、前回のリオの11個を大きく上回る結果でしたが、金メダルはリオ2個でしたので、1個減らした形でした。

調べてみると、金メダルはアテネ9個・北京8個・ロンドン5個・リオ2個、そして今回1個。
リオをのぞいては、総メダル数は20個前後となっているので、金メダルの数が減っている感じでした。

金メダルを獲得した、ジャン・ベレニュク選手は前回のリオでは85キロ級で銀メダル。そして19年世界選手権87キロ級優勝しており、金メダル候補の一人として挑んだ東京で、見事ウクライナ唯一の金メダルを獲得しました。
アッパレです!

ベラルーシ トランポリン 男子 イワン・リトビノビッチ

ベラルーシとして、全競技通じてなかなかメダルが獲得できない東京オリンピック。
この状況に、大統領が不満を示す発言をするなかで、今大会ベラルーシ初のメダルを獲得したのが、まだ20歳の男子トランポリンのイワン・リトビノビッチ選手でした。
大統領が不満を表してるなかでのメダル獲得。しかも金メダル。感無量でしね。

イワン・リトビノビッチ選手は、決勝進出選手の中で、最高難度の構成に成功。
インタビューでは、「五輪の1年延期がなければ、この演技はできなかった。まだ実感が湧かない」と発言されていました。

1年のオリンピック延期。
これが選手に及ばした影響はいい面もあれば悪い面もあったでしょう。
延期があったことで、メダル獲得やオリンピック出場を手にした選手。
逆に去年なら選ばれていた可能性高かったのに、延期によって、オリンピック出場がかなわなかった選手もいるでしょう。
それだけ、アスリートにとっての1年は大きいというのが再確認できた、今回の東京オリンピックでした。

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