はじめに

みなさんはベリーダンスをご存知でしょうか?
女性が腰を振ったりする魅力的なダンスですね。
そんなベリーダンスとはどんなダンスなのでしょうか。
今回はベリーダンスの歴史なども少しですが、
紹介したいと思います。

歴史

世界最古の踊りと言われるベリーダンスは、女神崇拝のための儀式として巫女たちが踊ったのがそのはじまりだと言われています。そして、豊穣を祝うための踊りとして、脈々とアラブの女性たちに受け継がれていきました。
現在の洗練されたショー・スタイルはインドから西へと旅を続けたジプシーたちが作り上げたと言われています。その土地土地の踊りを自分のスタイルに取り入れる才に長けていたジプシーたちは、アラブの民族舞踊を自分たちの踊りに取り入れ、ストリートパフォーマンスを行うことで、生計を立てていました。衣装にコインが縫い付けられているのは、全財産をアクセサリとして身に纏っていた彼女たちの名残と言われています。こうしたジプシーたちはトルコではロマ、エジプトではガワージ、ガガルと呼ばれ、現在でも結婚式などに呼ばれ演奏を行います。またプロのダンサーやミュージシャンにもジプシーの血を引く者が多くいます。

日本でも人気に

意外なことにベリーダンスが古くから盛んなのはアメリカで、60-70年代にイラン、アルメニア、トルコなどから移民したダンサーやミュージシャンが立役者となり、魂を解放する踊りとしてヒッピー全盛の時代に爆発的人気を博しました。さらにアメリカではジャズやヨガ、ヒップホップなどの動きを融合させた、「トライバルフュージョン」というベリーダンススタイルも盛んです。
日本では2006年頃から人気に火がつき、現在では人気のお稽古事になっています。またベリーダンス人口の増加に伴い、世界各国で活躍するダンサーや講師が来日し、大きなフェスティバルが東京のみならず地方都市でも開催されるようになりました。アメリカ、日本だけでなく、ベリーダンスはヨーロッパでは古くからアラブ系移民を中心に人気を博し、ロシア、ウクライナからは世界で活躍するトップダンサーが多く輩出されています。南米ではブラジルやアルゼンチンなどで古くから盛んで、最近では韓国、台湾、中国などアジアの国々もベリーダンス大国の仲間入りを果たしています。

オリエンタルダンス

「ベリーダンス」の代わりに「オリエンタル・ダンス」という名前を使うことがあります。ベリーダンスは英語でお腹の踊りという意味で、19世紀にフランスで開催された博覧会で踊るジプシーを初めて見た西洋人記者がそのお腹の動きに驚き、名付けたと言われています。これがきっかけとなり、自国の踊りとして誇りを持っているアラブ人にはいささか不服なネーミングが世界に流布することとなりました。実際にはアラブの人たちはこの踊りをRaks Sharky(ラクスシャルキ)と呼びます。アラブ語で東洋の踊りと
いう意味です。

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