「ラニーニャ現象」とは

「ラニーニャ現象」とは、赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、海水温が平年より低くなる現象です。この海域では、貿易風によって海面付近の暖かい海水が西に流され、海底から冷たい海水が湧き上がってきます。しかし何らかの要因で貿易風が強くなると、例年より冷たい海水の湧き上がる量が増加し、海水面が低い状態が長引きます。

ラニーニャ(La Niña)は、スペイン語で「女の子」という意味。気象庁HPによると、1985年にアメリカの海洋学者フィランダーがこの名称を提唱し、定着したそうです。

「ラニーニャ現象」が起こると、日本の冬は寒くなる?

「ラニーニャ現象」の発生時は、統計的に冬の天候に目立った特徴はないものの、偏西風の蛇行を引き起こし、日本付近に寒気が流れ込みやすくなる傾向があり、日本の今年の冬は寒くなるそうです。

前回ラニーニャ現象が発生したのは2017~18年の冬で、平均すると全国的に寒い冬でした。

気温の冷え込みのより、冬場にかけて衣料品購入など消費活動の盛り上がりが期待される一方、新型コロナウイルスの感染が広がるリスクには注意が必要となります。

「エルニーニョ現象」とはどう違うの?

「エルニーニョ現象」は、名前が似ていますが、ラニーニャ現象と同海域での現象で、赤道付近の東部太平洋地域の海水温が、半年から1年間ほど例年より高くなります。

ラニーニャ現象とは逆に、何らかの要因で貿易風が弱まり、暖かい海水が西に流されないため、冷たい海水が湧き上がることがなく、海面の水温が高い状態が続いてしまう現象です。

エルニーニョ(El Niño)とは、スペイン語で「神の子」という意味。これはペルーの漁師たちが、クリスマスの頃に海水温が高くなることにちなんで名付けたそうです。

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