43歳の赤星さんでも全然遅くない!「投資のポイント」をレクチャー

特別対談では、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行である「じぶん銀行」社長・臼井朋貴が、プロ野球・阪神タイガースの元外野手で野球解説者の赤星憲広さん(43)に「投資経験ゼロから始めるおすすめの資産形成方法」をレクチャー。

初心者でも挑戦しやすい投資や赤星さんの現役時代の裏話、さらに阪神の順位予想などについても語っていただきました。

投資はペナントレースと同じ!? 「大切なのは短期で一喜一憂しないこと」

──赤星さんはこれまで投資経験がないと聞きました。

赤星:現役時代には正直、投資に全く興味がありませんでした(笑)
引退後は少し興味が出てきましたが、下手に足を踏み入れられない怖さがありまして・・・。

臼井:分かります。日本は投資・金融教育がされていないので、精神的なハードルが高い。
でも手堅い運用もあるので、そこまで構える必要はありません。
「お金に働いてもらう=投資」という考えが大切だと思います。

司会:実際に、「貯金」より「投資」の方が絶対に増やせる。と言い切れるものでしょうか?

臼井:もちろん投資なので必ず勝てると言い切れません。
その中で、なせ投資が大事かと言うと、いま銀行の普通預金は金利が年0.001%。
100万預けたとして、税金を無視して1年間で10円です。
定期預金なんて預けていてもなんの意味もないじゃないかとなるわけですよ。
銀行側の立場でこんなこと言うのも怒られそうですが(笑)

対して投資信託(投信)は「バランス型」と呼ばれる商品があって、その中でも「積極柄」と「安定型」に分かれているのですが、運用成績を見ると5年間で「安定型」が年18%、「積極柄」が30%の利益を出した実例もあります。

絶対に勝てる保証はありませんが、先ほどの定期預金100万円で利益10円のことを考えると、上手く利用できたら良いと思います。
ただ、理解しておかなきゃいけないのは、5年間の仕上がりとして最終的に10%、30%という結果になっているだけで、途中上がったり下がったりしているんです。

大事なのは短期の成績に一喜一憂しないこと。短期的に考えるのではなく、長期的に腰を据えて取り組めば、勝算は増します。

赤星:0.00・・・何%でしたっけ・・・0.001%と、10~30%ですか!
数字だけで聞いても、全く違いますね。確かに1年、2年で見るのではなく長い目で見れば変わってくるのかな、と思います。興味が湧いてきました。

──投資を始める前に覚えておくべきことは何でしょうか?

臼井:「もうかった分には税金がかかる」ということは覚えておくべきでしょう。
定期預金や投信の配当金からは所得税15%、地方税5%、復興特別所得税0.135%の計20.315%の税金が取られます。
この税金分は、銀行が差し引いてお振込みしているので、ご自身で確定申告の必要はありません。
ですから、意識される方は少ないものと思いますが。
ベースとして意識しておく必要があるかと思います。

赤星:なるほど。あと僕の年齢は43歳ですが、この年から投資を始めても大丈夫でしょうか?

臼井:もちろん。いまは「人生100年時代」と言われていますから心配はありません。
40代は始めるには遅すぎる、ということは全然ないんです。

ただ、もちろん早く始めるに越したことはないですし、先の不安が少しでも小さいほうが
野球にも打ち込めると思いますから。
仰っていただいたように、後輩の皆さんには、ぜひ若いうちから金融に触れてもらいたいですね。

臼井社長が指南 投資経験のない人に向けた資産形成法

──投資経験のない赤星さんに向けた資産形成法として、どんなものがあるでしょうか。

臼井:確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」をお勧めします。
これは毎月積み立てたお金をご自身の判断で、投信や定期預金など運用方法を選び、掛け金と運用益との合計額を基に給付が受け取る制度です。
利息・運用益が非課税なことに加え、掛け金が全額所得免除になるため、かなりおトクです。

赤星:いいですね、iDeCo。耳にはしたことはありましたが、具体的な内容は知りませんでした。
ただ、僕はもう43歳にもなるんですが、まだiDecoって当てはまるものなんですか?

臼井:もちろんです!老後の資金形成のための制度なので、60才以上から70才までの受取開始が基本条件で、60才から受け取る場合は10年以上の運用期間が必要なんですが、赤星さんは今43才でいらっしゃるから、十分な期間があります。
利息・運用益が非課税なことに加えて、掛金が全額所得控除になるのでおトクですよ。

赤星:なるほど、ますます興味が沸いてきました。
iDecoってすごくよく聞くんですけど、始める際に、何か気を付けることってありますか。

臼井:そうですね。はじめる際には、金融機関を選ぶことになるのですが、その際に気を付けてほしいのは口座管理料という手数料と、商品ラインナップです。
同じiDecoといえど、ここは各行差があるところなので、契約前にきっちり確認いただきたいですね。

まず、手数料について、口座開設の際はどの金融機関も一様に2,829円かかるのですが、加えて毎月「口座管理料」がかかります。
基本、みなさん積立を行われると思いますがその際171円~629円と、各行開きがあります。
たかが数百円・・・と思われるかもしれませんが、毎月×20年と考えるとこれだけでも、かなりの金額になるんです。

また、商品ラインナップについても、片手で収まる数から、30種類を超える商品を取り扱っている金融機関もあります。
多ければ多いほどいい、というわけではなく、例えば銀行系であれば預金系が多かったり、証券系は投資信託の数が多かったりしますし、商品が少ないということはそれだけ厳選されているとも言えるわけですから。

この前提を理解した上で、各商品の運用成績と照らし合わせて、自分に合ったものを選ぶ。ということをしていただきたいですね。

宣伝みたいになってしまいますが、auのiDeCoもおすすめですよ。
バランス型の投信4本に厳選しているため迷わず選べて、またauのユーザーかどうかにかかわらず0.1%のポイントを付与。
ポイントは買い物などに使うことができます。

──投資への理解がだんだんと深まってきたのではないでしょうか。そんな赤星さんから「お金の悩み」 について臼井社長に質問はありますか?

赤星:今年、東京五輪・パラリンピックが催されますが、盛り上がっている今のうちにしておいた方がいいことは?

臼井:「五輪に合わせてもうかる銘柄はありますか」という質問はよく受けます(笑)
東京オリンピックが決まったのも2013年ですから、今からだと遅いかもしれませんね。
投資は、早め早めの行動が肝心です(笑)
実際に過去の大会開催地の動向をみると、オリンピックによる経済効果というものは確かに存在しますが、オリンピック後は景気が悪くなるケースもあります。

いまからなら五輪後に注目した方がいいかもしれません。
もし、景気が悪くなるとするならば“仕込み時”と言えます。長期の運用を視野に入れ「不景気こそチャンス」と捉えるのもありではないでしょうか。

■登壇者プロフィール

赤星 憲広 (あかほし のりひろ)
生年月日:1976/04/10 (42歳)
出身地:愛知県刈谷市
血液型:A型
球 歴:阪神タイガース。2001年 ドラフト4位で入団、2009年 12月9日に退団。

臼井 朋貴(うすい ともき)
じぶん銀行代表取締役会長兼社長。1968 年生まれ。大阪府出身。
【略歴】
1991 年 第一勧業銀行入行
2002 年 フューチャーシステムコンサルティング株式会社(現フューチャーアーキテクト株式会社)入社
2009 年 住信 SBI ネット銀行執行役員就任
2014 年 SBI 証券執行役員就任
2015 年 KDDI 金融ビジネス統括部長就任
2019 年 じぶん銀行 代表取締役社長、au フィナンシャルホールディングス代表取締役副社長就任

■じぶん銀行について

じぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したインターネット銀行。
ネット銀行ならではの魅力的な金利の定期預金、外貨預金、住宅ローン、カードローンなど原則24時間365日いつでもお取引き可能。

特徴
■預金や外貨、ローンまで、ハイクオリティな操作性で いつでもどこでもスムーズに。
■au と三菱 UFJ 銀行がつくった銀行だから サービスとセキュリティに自信あり。
■店舗を持たないネット銀行だから実現できる魅力的な金利とおトクな手数料。
■じぶんにピッタリの情報がタイミングよく届く。 使えば使うほど、どんどん役立つ存在に。

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