霜月まつり

遠山の里に古くから伝わる「霜月まつり」は、両部神道による湯立祭りで、清和天皇の貞観年中(859~876)に宮廷で行われていた祭事を模した湯立が、ほぼ原形のままで伝承されていると言われています。
この祭りが文献に現れたのは、江戸後期の国学者、本居宣長の「玉勝間」(文化九年刊)です。祭事の移入についても諸説あり、必ずしも明確ではありません。
霜月まつりは、伊勢神宮の内宮湯立の系統をひくもので、おそらく伊勢方面から伝来した神楽に、元和年間にこの地で滅びた遠山土佐守一族の霊を鎮める鎮魂の儀式が後から加えられた、という見方を研究者たちはしています。

見所

祭りが盛り上がりをみせるのは、様々な面(おもて)が登場する頃です。この頃から観客の数も増え、社の中は熱気であふれかえります。登場する面は各神社それぞれ特徴をもっており面の数も異なります。まるで、人間の様に様々な表情を見せてくれます。 また、寒さと暗闇と静寂の中で延々と行われる神事で、「さむい、ねむい、けむい」がうたい文句とも言われています。 このうたい文句からも神様へ親近感を感じます。

煮えたぎる釜の湯を素手ではねかける「湯切り」で祭りは最大の見せ場を迎えます。神々は体を浄め、癒される為、豪快に湯切りを行います。霜月祭は周囲にいる人間も神々と一緒に癒される神事でもあります。
湯切りの後、四面(よおもて)が、独特の太鼓のリズムとヨーセヨーセの掛け声にあわせて、観客の中を飛び回りだすと祭りの興奮も最高潮を迎えます。

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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