抗酸化作用

パプリカはピーマンよりもビタミン類を豊富に含むということが特徴と言えます。赤パプリカ100gあたりのビタミンC含有量は170mg・β-カロテン当量は1100μgと共に一般的な緑色のピーマンの2倍以上、ビタミンEは100gあたり4.3mgと5倍以上にもなります。ビタミンCとビタミンEについては野菜・果物類でもトップクラスと言えますし、この2つと比べるとやや劣るもののβ-カロテンも少なくはありません。ビタミンA(β-カロテン)・ビタミンC・ビタミンEは働きが異なるため同時に摂取することで抗酸化に相乗効果をもたらすとも言われています。

色の違い

・赤パプリカの栄養の特長は、脂肪燃焼効果のあるカプサイシンです。カプサイシンは唐辛子にも含まれる赤い色素で、β-カロテンよりも1.5倍も抗酸化力が強いと言われています。β-カロテンの量も豊富で、通常の緑ピーマンの約2.7倍といわれます。

・黄パプリカの特長はビタミンCの豊富さで、美肌効果が優れています。赤色には少々劣りますが、100g中150μgと、緑ピーマンの1.9倍ほども含んでいます。また、肌の老化予防が期待されるルテインの含有量が高いのも特徴です。

・オレンジパプリカの特長は、赤と黄色の栄養をバランスよく含むところです。目を紫外線などから守るゼアキサンチンのほか、緑ピーマンの3倍ものβ-カロテンとビタミンC、そしてビタミンEも多く含みます。
このように色によって、効能や効果も違ってきますので、ナンバー1は決め難いところですね。迷った時は赤と黄色のいいとこどりをしている、オレンジがおすすめです。

疲労回復

β-カロテンなどのカロテノイドは必要に応じで体内でビタミンAに変換されるプロビタミンAでもあり、ビタミンAとして働くことで皮膚粘膜の保持・新陳代謝を正常に保つなどの働きを担う栄養素でもあります。パプリカにはエネルギーを作り出すカルニチンの合成に関わるビタミンC・ビタミンB6を筆頭に代謝をサポートしてくれるビタミンB群なども含まれてます。このためピーマンやシシトウなどと同様に、疲労回復や夏バテ軽減のサポートとしても役立つと考えられています。

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