京都の夜空に炎が舞う「 鞍馬の火祭」とは

10月22日、例年京都では大きな2つの祭りが催されます。昼間は、京都御所から始まる「時代祭」が。日が暮れ始める18時頃からは、京都市左京区の鞍馬寺・由岐神社(ゆきじんじゃ)で、集落一帯をあげた「鞍馬の火祭」が、夜遅くまで繰り広げられます。

京都三大奇祭の1つでもあるこの「鞍馬の火祭」は、動乱や不運が相次いだ平安時代中期940年に、御所に祀っていた由岐明神を北の鞍馬寺境内に遷宮し、北から平安を願ったことが起源となったと言われています。遷宮式は1キロにも及ぶ、松明(たいまつ)などを携えた大行列で催され、その厳かながらも勇ましい遷宮行列に感動した鞍馬の住民たちが、由岐明神の霊験とこの儀式を後世に伝え残そうと、守り受け継がれてきたそうです。

ダイナミックに炎がひしめき合う火祭は、火の粉が舞い散る危険とも隣り合わせ。動きやすく燃えにくい服装で鑑賞するように言われるほどの臨場感です!その勇壮を一目見ようと、鞍馬寺境内・由岐神社へ続く街道は、毎年、歩けないほど何万人もの人出で埋め尽くされます。

時代祭

平安遷都1100年を記念して明治28(1895)年に始まった時代祭は、平安神宮の大祭です。明治維新時代から平安京の造営された延暦時代まで、約2000人の市民が、時代時代のスタイルに扮して、京都のまちを練り歩く時代風俗行列がみどころです。

・始まりは
始まりは、
平安遷都1100年
事実上の東京遷都後の京都に活気をと明治28(1895)年、第4回内国勧業博覧会が京都で開催されました。平安神宮が創祀された岡崎一帯を会場に、多くのパビリオンが建てられ、博覧会は大成功。そして同年秋、平安遷都から1100年の紀念祭と式典が開催され、最終日に時代風俗行列が行われました。これが現在の時代祭となりました。

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こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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