
杜仲茶。聞いたことはあるのですが、いったいどんな効果があるのでしょうか。
日本では何度もブームを迎えたことのある杜仲茶。
とくに杜仲茶の樹皮は古くから漢方薬の中でも貴重とされていたそうで、中国の五大漢方の一つとなっています。
生活習慣病予防
杜仲茶には、高血圧やメタボリックシンドロームの予防に効果があります。
これは杜仲茶に含まれるゲニポシド酸が副交感神経に作用し、動脈の筋肉(平滑筋)の緊張を和らげます。
筋肉の緊張が和らぐことで、血液の流れが良くなり血流の抵抗がなくなるため血圧を下げることができます。
また、コレステロールの吸収を抑えるなど、内蔵脂肪や血液中の脂質を燃焼する働きもあるため、高血圧や動脈硬化など生活習慣病やメタボを予防する効果があります。
肥満予防に
杜仲茶には肥満を予防する効果が期待されています。
杜仲茶に含まれる「アスペルロシド」には、胆汁酸の分泌を促して、脂質の代謝を高め脂肪を減らすと期待されています。
胆汁酸は、消化液で特に脂質を消化する働きがあり、新しい胆汁酸を作ることでより脂質の吸収を抑えることができます。
杜仲茶は、この胆汁酸の分泌を促す働きがあるので、ダイエットのサポート効果が期待されています。
むくみ、便秘の予防に
杜仲茶には、むくみや便秘の予防・改善に効果があります。
杜仲茶には、体内の余分な水分や塩分を排出するカリウムや、同じく利尿作用を持つと言われるピノレジノール、ジグルコサイドという成分が含まれています。
また、杜仲茶には便通を良くするマグネシウムも含まれているため、便を柔らかくしスムーズな排便を促してくれます。
そのため、妊娠中の便秘にも効果的といわれます。また、体内の不要なものを排出して便秘やむくみを改善することは、ダイエット効果にもつながります。