新しい武道エンターテインメントで、世界の武道が集まる異種格闘技戦!

今、SNSを中心に話題沸騰中の異種格闘技戦の「巌流島」を知っていますか?巌流島は個人の強さを決めるための戦いではなく、最強の“武術”を決めるための新しい異種格闘技で、世界の武道が集まり、磨き上げてきた技を披露しぶつかりあいます。また、円形の闘技場で360度場外に押し出せるという、相撲のようなルールがあるのも特徴的。その迫力は、まるで刃牙の世界のようだと表現されることもあります。今回はそんな近年で最もアツい、“武道×エンターテイメント”の巌流島についてご紹介いたします。

2014年11月に「選手もルールも未定」という異例の状態から「巌流島・実行委員会」を旗揚げし、ファンとSNS上で活発な議論を交わしながら大会を創りあげる、異色の団体として注目を集めました。同年12月からは、『巌流島』を象徴する円形闘技場を使用することで、コンセプトである「公平な異種格闘技戦」を実現しました。2015年から2016年7月まで計4回、仮ルールに基づく「公開検証」にて試合を行い、その結果を元にルール改定を実施。これまで計6回の大会を開催してきましたが、毎試合チケットが完売するほど人気の新しい異種格闘技戦といえます。

巌流島のココが面白い!

格闘技に詳しくない女子もわかりやすい“押し出しルール”

巌流島にある独特のルール、押し出し。丸い闘技場から外に3回押し出せば勝ち、というまるで相撲のような簡単なルールは、格闘技をあまり知らない女子にも簡単で、初めてでも十分に楽しめちゃうんです。そのうえ、押し出しルールは迫力も満点なので、巌流島をきっかけにほかの格闘技にハマる女子も。

あの大人気漫画の世界が実現された新異種格闘技戦

男性の多くが一度は憧れる「格闘漫画」。その中でも人気漫画として現在も長期連載をしている「刃牙」シリーズは知っている人も多いのではないでしょうか。一番強い格闘技、武道って結局はなんだろう、そんな男心がくすぐられる夢の対決が見られる「刃牙」を、そのまま現実化したような格闘エンターテイメントです。グラップラー刃牙とは、板垣恵介さんによる人気の格闘漫画。「『地上最強』は誰か?『地上最強』とは何か?」というテーマをもとにストーリーが進んでいき、スピンオフ漫画も多数あります。

前大会のハイライト

2018年9月に行われた『全日本武術選手権 2018 in MAIHAMA』は、16名16格闘技・武術流派によるワンデートーナメントで、開催前からまさに『リアル刃牙』や漫画「ドラゴンボール」の天下一武道会を実現したような大会だと注目を集めました。実戦空手、喧嘩師、インド王族武術、キャッチ・アズ・キャッチ・キャン、空道、柔道、プロレス、日本拳法、修斗、サンボ、数見空手、相撲、パンクラシスト、現代空手道研究会、ムエタイ、システマという普段では戦う事がない武術が揃い、最強武術を決めるため熱い戦いが繰り広げられました。勝敗を分ける大きなポイントは「3度場外に出すと一本勝ち」というルール。

今回の大会で、この押し出しルールを最も味方につけたのは間違いなくプロレス
ラーの奥田啓介選手でした。全試合、プロレス技のスピアー(助走を付けて走り、ラグビーやアメリカンフットボールのタックルのように、低い姿勢で頭からぶつかっていく体当たり技のこと。“スピアー・タックル”とも呼ばれる。)によって場外へ押し出し、優勝をつかみました。試合後には「プロレスは殴らないだろう。だから俺はプロレスの技(スピアー)で勝っただけだ。」と語りました。格闘漫画や異種格闘技戦が好きな人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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