遂に開幕したNBA
新シーズンのイースタンカンファレンスを見てみよう第2弾。
今シーズン優勝候補のボストン・セルティックスを追うであろうと言われるのはこの2チームです。

エースとヘッドコーチを変えて挑むトロント・ラプターズ

昨シーズンは球団新記録の59勝。イースタンカンファレンスのシーズン1位の成績を残すも、プレイオフでは、カンファレンスセミファイナルで、レブロン・ジェームスのクリーブランド・キャバリアーズにスウィープされ敗退。
キャバリアーズに3年連続プレイオフで負け、2年連続のスウィープされたことにより、決断したのでしょうか。
まず、チームを率いて7年。プレイオフにも5年連続導いている、ドウェイン・ケイシーを解任し、アシスタント・コーチであったニック・ナースを新ヘッドコーチに内部昇格。

そして、ルーキー時代から9年在籍した、エースのデマー・デローザンを、スパーズのカワイ・レナードとのトレード放出しました。
仮定の話ですが、レナードがトレード志願しなければ、デローザンがトレードされることはなかったのではないだろうかと思います。
レナードはシーズン終わればFAで1年で出ていかれる可能性もある選手ですが、そのリスクを負ってでも獲得したラプターズ。
戦力的にみれば、デローザンからレナードに変わったことはプラスでしょう。
昨シーズン怪我で9試合しか出れなかったレナードの健康状態に問題がなく、新ヘッドコーチもうまくチームを回せるようであれば、ボストン・セルティックスを上回る成績を残せる可能性も十二分にあるのではないでしょうか。

若手の成長著しいフィラデルフィア・セブンティシクサーズ

昨シーズン52勝。イースタン3位の成績。プレイオフではカンファレンス・セミファイナルで、セルティックスに敗退。
24歳のジョエル・エンビートに22歳ベン・シモンズは将来MVP候補。
その他にも24歳のダリオ・シャリッチに、昨年のドラフト1位20歳のマーケル・フルツ
と、他チームが羨む若手選手が多いシクサーズも今シーズン上位候補。

このオフは動かず若手の成長で今シーズン戦う。
という考えのオフではありませんでした。
FA補強出来るだけの資金はあり、オフに補強する気はあったようです。
レブロン・ジェームスとポール・ジョージの獲得に動くという噂もありました。秘密裏に交渉があったかはわかりませんが、両者の獲得には至らず。

そしてカワイ・レナード。トレード志願の話が出た時に、有望な若手が多いシクサーズも候補にあがっていました。
シャリッチとフルツでレナードとトレードという噂もありましたが、レナードはラプターズへトレードとなり、獲得は出来ませんでした。
本当かどうかわかりませんが、スパーズ側はベン・シモンズを要求して、それにシクサーズは応じなかったとの噂もありました。
確かにベン・シモンズはアンタッチャブルです。シモンズは出せないでしょう。

結果的に大きな補強がないまま今シーズンを迎える事になりましたが、昨シーズンの経験と成長。不確定要素ではありますが、見込み通りこの2つが上乗せされていれば、イースタン制覇の可能性もあるのではないでしょうか。

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