里芋の力
里芋は、東南アジアで主食として食べられるタロイモ類の中で、最も北の地域で栽培されている種類です。
古くから「いも」と言えば、山で自生していた「やまいも」を指す言葉でしたが、これは人里で栽培されている芋だから「里芋」になったと言われています。
便秘解消
里芋には、ガラクタンという成分が含まれていて、水溶性食物繊維ですので、便秘解消に高い効果を発揮してくれます。
水溶性食物繊維の特徴は、腸の中で溶け、しっかりと腸内の老廃物を巻き込み、便として体外へ排出する効果を持っています。
腸内がきれいになることで、ぽっこりお腹も解消され、更に肌荒れも改善されます!また、腸内環境がアトピーに関係しているとも言われているので、腸内はすっきり清潔を保っておきたいですね。
糖尿病予防やダイエットにも
水溶性食物繊維は糖の吸収を緩やかにする働きがあり、血糖値の急激な上昇・食後インスリンの分泌を抑えることに繋がります。インスリンが過剰な糖を脂肪として蓄積する事を抑えてくれますし、食物繊維類が胃腸内で膨らむことで食欲を抑える・消化吸収がゆっくりと行われることで満腹感の維持なども期待できます。食べ過ぎなければ糖尿病予防としても利用できます。
食物繊維以外にも里芋には糖代謝に関わるビタミンB1、むくみ緩和に役立つカリウムが含まれていますし、食物繊維からは便通改善・腸内フローラ改善による新陳代謝向上効果なども期待できます。タンパク質吸収を高める働きもあるので筋肉アップトレーニングの促進にも役立ちます。これらの働きから里芋は溜め込みにくい・太りにくい体質への改善にも役立つと考えられます。100gあたり58kcalとイモ類の中ではカロリーが低めですから、少しずつレシピに取り入れたり、ご飯の摂取量を減らす代替として活用すると良いですよ。
美肌維持
里芋のビタミンC含有量は多くありませんが、イモ類の特徴としてデンプンに守られているため熱などによる損失が少ないというメリットが有ります。多くはないものの抗酸化や血流をサポートするビタミンEや肌荒れ予防に役立つビタミンB6なども含んでおり、便秘解消・腸内環境改善効果と相乗することで肌荒れ・くすみ対策などに役立つと考えられています。腸内の善玉菌が増加することで、体内のビタミン合成率アップも期待できるそうです。
生活習慣病予防
里芋はガラクタン・グルコマンナン・ジガラクトシルジアシルグリセロールなど、コレステロール低下に有効とされる成分を含んでいます。コレステロール低下から血液をサラサラに保つ・血管を柔軟に保つ働きが期待できるため動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの予防に役立つとされています。そのほかカリウムによる高血圧予防、水溶性食物繊維による血糖値上昇抑制作用なども期待できますから、里芋は生活習慣病予防に役立つ食材と言えるそうです。
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