
滋養強壮にもってこい!知られざるアワビの栄養や効果とは!!
日本では縄文時代の貝塚からも出土しているほど、古くから食べられている食材です。 また、古代の中国では不老長寿や若返りの薬のようなものとして考えられていました。
あわびとは
あわびとは、ミミガイ科の巻貝の総称で、じつは巻貝の一種になります。日本で食用にしているあわびには、クロアワビ、エゾアワビ、メガイアワビ、マダカアワビの4種類があります。特にクロアワビとエゾアワビは高級で知名度が高く、単にあわびというときはこの2種類のどちらかを指すことが多いです。
その歴史は長く、縄文時代の遺跡からも他の貝類と一緒に貝殻が出土します。平安時代には貴族の間で食べることが広まり、江戸時代には内陸部でも食べられていました。
市場では天然物と養殖物が流通しており、天然のあわびは資源保護の観点から漁獲高が制限されています。漁獲時期にも制限があり、価格が高騰する要因になっています。
食材としては高級なものとされ、刺身や寿司、酒蒸しやステーキ、中華料理に用いられます。天然物は身の締まりが良いことからあわびの特徴であるコリコリ感があります。また、養殖も品質が良く養殖物を天然物より好む人も多く、あわびの食感や味の濃さの違いで人それぞれ好みが分かれます。
栄養や効果とは
タウリン
タウリンは、アミノ酸の1種。胆汁酸やインスリンの分泌促進、血圧を正常に保つなどの効果がみられるようだ。さらに、悪玉コレステロールを減少させ、心筋の働きを正常に保つなどといった作用も期待が出来る。
コラーゲン
美肌やアンチエイジング、肌荒れ予防に加え、眼精疲労などにも作用するようだ。
セレン
抗酸化作用、糖尿病、動脈硬化、免疫力強化などの効能が期待できる。
アルギニン
精力増強、美肌効果、老化予防などに効果的とされる。
ジメチルサルファイド
アワビの肝に含まれている海草成分。胃潰瘍に効果があるとされる。
他にも、骨や歯に必要なカルシウムや貧血予防が期待できる鉄分を含む。さらに、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、リン、ビタミンKなどの栄養素も多く含む。
美味しいあわびの選び方
・大きな傷があるかをチェックします。
あわびを収穫するときに大きな傷がつくことがあります。
傷がつくと質が変わってしまいます。
まずは傷をチェックしましょう。
・しっかり動いているかチェック
あわびがしっかり動いているか、また、動いていなくてもあわびのふちの部分を軽く触れ動いている
ものを買われる事をおススメします。
・販売されている環境をチェック
あわびは明るいところに長時間置いておくと弱っていきます。
箱に水をはってライトアップして販売していたりしますが、水を張っていても状態は悪くなります。
長時間陳列しているものはご注意してください。