今週末は春のマイル女王決定戦の第13回ヴィクトリアマイルが東京競馬場にて開催されます。ミッキークイーン、クインズリング、ルージュバックなど、牝馬を代表する強馬が去った今年はどうなることやらと思っていましたが、彼女らの陰に隠れて実力をつけてきた馬たちが開花した感じで、とても均衡した牝馬の争いになっているのかなと個人的に感じています。4歳以上牝馬限定のこのレース。昨年はアドマイヤリードが直線で突き抜けて勝ったレースで、そのアドマイヤリードも今回はディフェンディングチャンピオンとして名を連ねています。今年は昨年以上の強馬が揃った感じで、牝馬限定のグランプリレースのような感じになりそうですね。その中で成長著しい4歳馬の二頭に注目。今回はクラシックは無冠も急成長を遂げ、連勝が止まらないミスパンテールと、競合溢れる中の昨年の桜花賞を制したレーヌミノルについて書いてみたいと思います。

連勝が止まらない!ミスパンテール

昨年のこの時期は正直なところクラシックに出走をするのが精一杯で、なんならクラシックに出走することに全力を注いでいた脇役が、古馬になるのを手前にして急成長を遂げ、現在は破竹の4連勝中というミスパンテールも出走予定です。一体何が転機だったのかと言った感じで、秋華賞のトライアルでもあるローズステークスを10着に終わり、出走権がなくなってしまった昨年の秋。そこから舞台をマイル、スプリントに絞って迎えた清水ステークスでは、今までの走りはなんだったのか?と思わせる優勝劇。そこからはあれよあれよと言った感じで、ターコイズステークスではフロンテアクイーン、デンコウアンジュ、といった古馬を相手にいち早く重賞勝ち。そして遂には京都牝馬ステークスでソルヴェイグといったビッグネームも撃破し、前走の阪神牝馬ステークスでは同期のクラシック皆勤賞馬のリスグラシューや女王ソウルスターリングをも撃破といった快進撃を継続しておる感じです。あとは東京競馬場の相性と言ったところですが、オークスでは10着で終わっています。しかしこの時はこれといった逃げ馬不在だったことで二列目を選択しての惨敗。トップスピードは一級品も、ペースがややハイになってしまうと完全に末脚がそがれるし、基礎スピード面がやや不安という感じです。アエロリットがペースを引き上げてくるであろうから、おそらく後半に特化したレース運びになってくるのかなと。こうなると正直ミスパンテールには重い印を打てなくなるといったところでしょうか。あちは連勝中という好調ぶりをどこまで発揮できるのかといったところですかね。

桜花賞馬の維持として!レーヌミノル

昨年の桜花賞馬でもあるレーヌミノルも出走予定となっています。そろそろマイラーとして牝馬を代表する強さを見せて欲しいのと、ダイワメジャー名に恥じぬ底力も見せて欲しいというのが個人的な希望ですね。正直なところここ最近はまったくやれていない感じで物足りないというのが本音でです。やはりこの馬は出し切った流れの方が良い感じに最後まで突っ走れるということなので、ある意味でアエロリットがいるというにhs好材料のようにも思えます。桜花賞もマイルチャンピオンズカップにしてもそこそこ馬場が悪くタフであったことと、ペースも流れてくれたおかげで本来の走りができたのじゃないかなと。今週の週中の雨と低い気温で、超高速とまではいかない予想ができるので、先週に比べればレーヌミノル向きな傾向にあるのかもしれませんね。ただ、実力的にはアエロリットのひうが一枚上手だし、更に内枠をアエロリットに引かれてしまったらもう出る幕がないのかなと。内枠で、更にアエロリットよりも内枠という条件であれば抑えておく感じですね。

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