今週末は京都競馬場にて3歳オープンのきさらぎ賞が開催されます。このレースは知る人ぞ知る出世レースでもあり、過去にはルージュバックやサトノダイヤモンド、アメリカズカップなど、このレースをステップにG1馬含む、重賞馬になる活躍のできるレースでもあります。昨年の同レースには勝ったアメリカズカップはもちろん、プラチナヴォイスやダンビュライト、サトノアーサーなども出走するなど、その世代の注目される存在としても出世できるレースといったところでしょうか。


エポカロード
オーデットエール
カクリョウ
カツジ
グローリーヴェイズ
サトノフェイバー
スーサンドン
スラッシュメタル
ダノンマジェスティ
トーセンスーリヤ
ニホンピロタイド
ノーブルカリナン
メイショウヒサカタ
ラセット
レッドレオン

以上、15頭の出走予定馬です。

アルアインの弟!ダノンマジェスティ

全兄には昨年の皐月賞を制したアルアインを持つダノンマジェスティが出世レースのきさらぎ賞に出走予定です。昨年の朝日杯フューチュリティステークスで鮮やかな3連勝で2歳王者となったダノンプレミアムに続けと、ダノン軍団第二の矢として京都外回りの長い直線で末脚を爆発させたいところかなと。
正直なところまだ一戦しかし走っていないし、アルアインの弟だからといって、アルアインのように強いとは限らない。モーリスの弟ルーカスもダノンプレミアムに惨敗したり、ゴールドアクターの妹ゴールドシスターも新馬戦で6着と全くのノーチャンスだった感じ。まあ両者とも古馬になってからどうか?といった血統と言ってはそこまでですが。そのくらい今のところは全面的に信用はできないのかなと言ったところでしょうか。
ただ新馬戦では強烈な末脚を披露。ここは父ディープインパクトとアルアインの血がそのまま受け継がれているのかなと。スタートは悪く後方からの追走で二の足悪くどうかな?と言った感じでしたが、前半ドスローの展開だったのが幸い。レースラップをみてもラスト200mが最速ラップを踏んでいるので、基礎スピード面に関しては全く問われなかった内容。それでも上がり3Fの33.0は立派で最速。気がつけば3馬身以上の差で圧勝だったといったところでした。他のメンバーにしろ情報は少ないので、まずはダノンマジェスティの末脚に対しての評価は高くつけても良いと感じているところです。
狙うは兄に続いてのクラシック制覇でもちろんダービーを視野に入れられる走りを見せてもらいたいです。強豪ひしめく明け3歳クラシック戦線にまた新たな矢というのが面白くしてくれています。

京都が舞台であれば!オーデットエール

父にハーツクライを持つオーデットエールもきさらぎ賞に出走予定です。今のところは人気薄ということだけに狙いたい馬でもあるのが個人的な意見です。今回にしてもきさらぎ賞のチカラ関係がイマイチ微妙だしなんとも言えないのがこのレース。昨年も人気馬3頭を横目に6番人気のアメリカズカップが勝っているように、なんとも予想しにくいのも3歳オープンでもあります。それでも良血統馬はある程度のポテンシャルで突っ込んでくるので、そこは抑えつつ様子見ながらの競馬にはなってしまうところかなと。
オーデットエールは新馬戦に勝利してからは、そこまで高いパフォーマンスをしているわけではないのが事実です。ただ単純に出走したレースの相手が強いというのも事実で、そこで勝てないのならそこまでと言ってしまえばそこまでですが、事、京都の舞台でならどうかな?と踏んでいます。スタートから二の足、全てひっくるめて弱いですが、トップスピード戦になるようであればオーデットエールにもチャンスあり。特に京都は横に広がりやすい特徴もあるので前ふさがりでうごめくこともなく、スッと抜け出せる舞台でもあります。狙うは2着3着。さすがに1着はないかなと。

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