先週の日曜日に阪神競馬場にて開催された第78回桜花賞は、C.ルメール騎手騎乗の2番人気アーモンドアイが後方2番手からの強襲みせ、上がり3Fは唯一の33秒台を叩き出し鮮やかにまとめて交わして優勝。3歳クラシック開幕戦を、鮮烈な印象残る勝利で幕を閉じました。勝ち時計は1分33秒1で、レースレコードとなりました。2着には圧倒的支持を受けていた1番人気せ石橋騎手騎乗のラッキーライラックがはいり、3着には後方から脚を伸ばし差を詰めたリリーノーブルがはいったレースでした。

レース内容

スタートはプリモシーンがで負けて早くも戦線離脱状態。悪くいうわけではないのですが、重賞でもG1となると急に頼りなくなる戸崎圭太騎手といった感じで、この日はここまでのレースでよく連対もしており好調と思っていても、事が重賞になると必ずコケてしまっている印象で、馬の状態が良くても、なかなか戸崎騎手で勝負をかけにくいなというのが個人的な印象です。話は戻り、最内枠の1番人気ラッキーライラックも好発を決めて先団へ。アンヴァルやコーディエライト、ツヅミモンといった面々が先行集団といった感じでした。中団にはリバティハイツやハーレムライン、リリーノーブルやアンコールプリュ。少し間が空いてレッドレグナンド、マウレアそしてトーセンブレス。後方集団には出遅れたプリモシーン、アーモンドアイ、最後方にはデルニエオールといった隊列でした。前半800m通過は46秒6と桜花賞レベルで考えると若干ではありますがスロー寄りなペース配分。前日に行われた阪神牝馬ステークスもそうだったように、前残りになる可能性がプンプンに匂う展開といった感じでした。ハナはコーディエライトでラッキーライラックは内ラチをロスなくといった流れで追走。このパターンであれば負けない競馬展開で、このまま直線で突き抜けるパターンかなといったところでした。案の定、残り1Fでラッキーライラックが先頭に立った感じでしたが、大外から勢いよく強襲してきたのがルメール騎手騎乗のアーモンドアイ。鞭は入っていないがてが前後に大きく動いての猛烈な追込み。馬群からはリリーノーブルが溜めた脚を伸ばし、ラッキーライラックに強襲。しかし、それ以上に目を見張った末脚はアーモンドアイで、後方から一気にまとめて交わしての桜花賞制覇。2着にはゴール手前で差されたラッキーライラック。そしてリリーノーブルが3着にあがってのゴールインといった内容でした。ラッキーライラックは、やはり本質的にはマイラー寄りかなと。逆にリリーノーブルは、もう1Fあればといったところで、オークスでも楽しみな存在になりそうです。しかしジンクスはあるものですね。未だに1枠から勝ち鞍なし。そして2歳女王の桜花賞も悲痛といったところですね。来年もそのジンクスは適用になるかもです。

アーモンドアイ

勝ったアーモンドアイ。個人的には追い込み一変方では桜花賞は制せないと思っていたことから消した感じで惨敗でした。ペース的にも消してアーモンドアイ向きの展開ではなかったものに、あの場所から鮮やかに差し切るところを見る限り、強いの一言。アーモンドアイはロードカナロア産駒ですが母型が中距離血統という事もあり1600〜2200mくらいまではこなせそうな感じで、ラッキーライラックに代わって、アーモンドアイが三冠牝馬制覇という期待持ってしまいます。ジェンティルドンナ以来の三冠牝馬制覇なるか。次走も楽しみです。

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