昨年からG1昇格となった大阪杯が、今週日曜日に阪神競馬場にて開催されます。個人的に「いやー、春だなー」と感じるのはこの大阪杯の話題が挙がるようになってからですかね。桜も満開で、なんなら散ってしまっている場所もところどことみられる今日この頃。中距離路線の実績馬である古馬勢と、それらをまとめて交わしたい明け4歳馬勢の戦いの火蓋が落とされます。テンションも上がってきましたが、メンバーを見る限りでは脳みそ爆発状態で予想も非常に難しい。5パターンほど考えられる展開の中で、どのパターンで勝負するかなと言ったところですね。

アルアイン
ウインブライト
ゴールドアクター
サトノダイヤモンド
サトノノブレス
シュヴァルグラン
スマートレイアー
スワーヴリチャード
ダンビュライト
トリオンフ
ペルシアンナイト
マサハヤドリーム
マルターズアポジー
ミッキースワロー
メートルダール
ヤマカツエース
ヤマカツライデン

以上、17頭の出走予定馬です。

穴を開けるのはこの馬!トリオンフ

トリオンフ?と重賞レースしかやらない競馬ファンであれば「誰?」と思う人も多いかなと。血統は父タートルボウルはノーザンダンサー系で産駒にはダート、ターフ問わず活躍している馬も見受けられる感じで、特に1800mに好成績を残しているのが特徴です。またノーザンダンサー系特徴としては2000〜2400mがめっぽう強いイメージなのが個人的な感覚かなと。また母はメジロトキンズで、現役時代は2000〜3600m、障害まで幅広く使える馬で、勝利こそはないものの血統的にはサンデーサイレンスというのもあり面白い配合かなと。4歳馬勢の隠し駒的存在で、クラシックは全て欠席で裏街道をひた走り、前走の小倉大賞典で突き抜けてG1挑戦になります。個人的には古馬となった4歳馬勢の中でもレイデオロ、スワーヴリチャード、クリンチャー、アルアイン、ブレスジャーニー並ぶ強さを秘めている一頭で、噛み合えば世代屈指となる可能性があるとも思っており、今回の大阪杯の穴を開けるのはトリオンフと思っています。個人的にはあまり流れないで欲しいかなと言ったところです。今回はマルターズアポジーがいることによって、ハナをマルターズアポジーに譲ることが予測できるため、そんなにまではハイにならないと考えています。出来ればマルターズアポジーと横並びの内枠が好ましく、2列目、もしくは3列目で内ラチをロスなく展開して欲しいところ。高速馬場予想なので、直線からはペルシアンナイトあたりも非常に怖く、ポテンシャル面では何気に復活の兆しのあるサトノダイヤモンドも不気味。直線からの動きは・・・と言った感じですが、小倉で見せた脚を引き出せれば可能性は大ありでしょう。

金鯱賞では強さを見せつけたものの!?スワーヴリチャード

前走の金鯱賞でサトノダイヤモンドを撃破し勢いに乗る4歳馬勢の筆頭的存在となったスワーヴリチャードも大阪杯に出走予定です。今回は得意の左周りではなく右周りという事でどうなるのかなと言ったところでしょうか。もちろん日本ダービー2着やアルゼンチン共和国杯でも勝ち切っているので強いことは強く、なにせ金鯱賞では実績馬を完封させたほどでしたので。ただ個人的には、それはあくまで左回りの更に言えばペースがスローからのトップスピード特化戦であったという点で、いずれもスワーヴリチャードが得意とするかたちだったことでしょうか。不安要素はもう1つあり、ペースが流れたときの基礎スピード面。皐月賞でもそうだったように、流れたときに末脚が伸びない。もしくはそもそもがトップスピード持続力はそこまでないので、結果、有馬記念の二の舞もある可能性といったところかなと。同世代でいうとアルアインは基礎スピード特化型で出し切ったレースを得意とするし、それ以前にマルターズアポジーとヤマカツライデンが先頭集団をどう引っ張るかにもよるもの。いずれにしろ、ここまでのレースとは一味も二味も違う流れからのラストになってくるので、正直なところ微妙な位置関係にいる一頭でしょうか。仮にゴールドアクターが復活しているとしたら、基礎スピードからのトップスピードでは成長分がない限りキツイかも?追い切りに注目ですね。

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