各球団のベテラン選手たち〜読売ジャイアンツ〜
縁の下の力持ち
阿部慎之助
ジャイアンツの最年長選手は阿部慎之助選手。
1979年生まれの38歳で、2000年のドラフトで、中央大学を経てドラフト1位で入団。
ルーキーイヤーに23年ぶりとなる捕手の新人で開幕スタメンを奪取しデビュー。開幕戦で4打点の大活躍で鮮烈デビューを果たしました。
長きにわたり、ジャイアンツの扇の要として活躍し、プロ17年間で、最優秀選手1回、首位打者1回、打点王1回、最高出塁率1回のタイトルを獲得しているジャイアンツのレジェンド的存在です。守備に専念する傾向がある捕手で打撃のタイトルを取れるなんて、本当に素晴らしい選手かと思います。
2015年シーズンから捕手と一塁手の守備を守り、2016年シーズンから、本格的に一塁手に専念し、小林誠司選手に捕手の座を明け渡しました。
そして昨シーズンは、2000安打も達成し、名球会入り。
38歳というベテランの域に達し、ピークは過ぎているものの、入団から続くシーズン2桁ホームランは未だ記録が途絶えていなく、現在でもジャイアンツの4番として活躍しています。
昨シーズンBクラスに低迷したジャイアンツ。阿部慎之助選手牽引のもと、再建をはかりたいところです。
杉内俊哉
投手の最年長選手は、杉内俊哉選手。
1980年生まれの37歳で、2001年のドラフトで三菱重工長崎を経てドラフト3位で福岡ダイエーホークス(現ソフトバンクホークス)に入団。
ゆったりとした脱力的なフォームが特徴的で、ボールを離す際に力を入れ、打者のタイミングを完全に外すピッチングスタイルで三振の山を築いていました。
プロ14年間で沢村賞1回、最優秀選手1回、最多勝1回、最優秀防御率1回、最多奪三振3回、最優秀投手2回のタイトルを獲得している歴代最強左腕の呼び声が高い選手で、2015年シーズン終了時の通算奪三振率9.28は2000投球回数以上の歴代投手の中で最高の数値を誇っていました。
ジャイアンツには2012年のシーズンから加入しましたが、2015年に右関節痛を患い、手術を経験、現在はリハビリに専念しており、2年間1軍での登板はない状態です。
リハビリも順調にきているという報道もあり、今シーズンは1軍のマウンドに立てるのではないかと予想されています。
球界を代表する左腕の復活が、ジャイアンツ上昇の鍵を握りそうです。
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