末脚勝負の叩き合い!今年の京都牝馬ステークス
やはり今年の4歳牝馬ハイレベルなのでしょうか。
先週土曜日京都競馬場にて開催された中央競馬G3レース第53回京都牝馬ステークスは、横山典弘騎手騎乗のミスパンテールが1番人気の期待どおり優勝しました。道中は中団外目を追走し、直線では大外から鮮やかに差し切った勝利でした。2着には1馬身差で4番人気の池添謙一騎手騎乗のデアレガーロが、3着には5番人気の武豊騎手騎乗のエスティタートが入ったレースでした。
レース内容
スタートはややバラついた感じで、フランケル産駒でなかなかその血統の本領を発揮できずにいるミスエルテが出遅れたのみで、あとはまずまずのスタートを切った感じでした。内からスタートよく飛び出したのがワンスインナムーン。そのままにハナに立つとリードを1馬身半とします。その後ろから2番人気に支持されたソルヴェイグが、半馬身差でアリンナ、更に空いてヴィゼットジョリー。後方集団先頭にエンジェルフェイス、タマモブリリアン、そしてここにミスパンテール、並んでオーヴィレール。1馬身ほど空いてエスティタート、デアレガーロ、サザナミ、最後方からは出遅れたミスエルテといった番手で展開されました。前半800mは48秒3とかなりのスローでワンスインナムーンが気持ちよく逃げている印象でした。道中は3コーナー付近までは静かな展開で番手の入れ替わりもそこまで激しくなく進みました。レースが動き出したのが4コーナー手前から。徐々にペースを引き上げられる中、後方からミスパンテールやエスティタートが進出開始。しかしワンスインナムーンもギアを徐々に上げ、2番手以下を離して直線に突入。
直線に向いた時点でのワンスインナムーンとの差は2馬身ほど。2番手追走のソルヴェイグは苦しくなったかズルズル後退し優勝戦線から離脱し、変わって後方から進出してきたエスティタートが外からグングンと加速。更にその外からはミスパンテールとデアレガーロが併せた状態で加速。ワンスインナムーンが緩んだところで一気に差し切り、レースは完成に三頭の叩き合い状態。しかし大外から上がって来たミスパンテールが競りがち制覇。2着にはデアレガーロ、そしてエスティタートが3着といった内容でした。
ミスパンテール
勝ったミスパンテールは昨年末のターコイズステークスに続き、重賞レース連勝の2勝目を飾りました。ミスパンテールの個体能力も凄いところはありますが、鞍上の横山典弘騎手の手腕も光ったレース内容で、慌てずにミスパンテールの末脚を引き出せたのかなと感じる内容でした。今年の春の最大目標はヴィクトリアマイル。勝っておめでとうと言いたいところですが、2着のデアレガーロも明け4歳馬。メキメキとチカラをつけており、タッチの差での勝利ということでウカウカはしてられないところ。しかし。やはりハイレベルの明け4歳馬。モズカッチャンといい、ソウルスターリングといい、これからも今年の4歳牝馬に注目ですね。
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神宮球場のライトスタンドと西武ドームの3塁側に出没する率が高めの、ホルモン(特にマルチョウ)大好き40歳です。週末は娘と散歩をするのが私にとってのストレス発散方法です。
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