先週の日曜日に中山競馬場にて行われた3歳クラシック初戦・皐月賞のトライアルレースの第55回報知杯弥生賞は1番人気で川田将雅騎手騎乗のダノンプレミアム期待通りに優勝しました。終始危なげなく道中を展開し、2番手からの直線で先頭に立ち、そこから先は独壇場で鼻歌交じりでゴールしたような余裕っぷりを見せつけても優勝でした。「強い」というのが個人的な意見で、やはり春はダノンプレミアムが中心に展開されるのかな?と言ったところです。鞍上の川田将雅騎手は2014年のトゥザワールドぶりとなる本競走2勝目をあげました。今年に入りここまで安定した騎乗が目立ちます。2着には1馬身半差で福永祐一騎手騎乗の2番人気ワグネリアンが最後にしぶとく伸びての2着。3着には半馬身差で武豊騎手騎乗の4番人気ジャンダルムが入ったレースでした。これで上位3頭は本線である皐月賞へと駒を進めたかたちです。

レース内容

スタートはサンリヴァルが好ダッシュを見せ、大外枠から一気にうちに切り込みハナへ。少し離れてダノンプレミアム、リビーリング、ジャンダルムが先行集団を形成。中団にはワグネリアン、アサクサスポット、オブセッション、そして後方集団にはアラウン、トラストケンシン、最後方にはヘヴィータンクといった流れでした。ちなみに流して走っている前半戦でヘヴィータンクは早くも遅れてしまい、優勝戦戦から離脱でした。
前半1000m通過は61秒5とややゆったりした流れで、言ってみれば例年通り。そんな中、サンリヴァルが2番手ダノンプレミアムに5馬身ほどの差を開ける逃げ状態でしたが、3コーナーからの下を利用して徐々にサンリヴァルとの差が縮まり、残り3Fでは1馬身ほどの差に。4コーナー突入時にはダノンプレミアムとサンリヴァルが並びかけて直線へ。ここから早々にダノンプレミアムがグンっとギアが入りトップに躍り出ると、外からジャンダルムとワグネリアンが強襲。しかしダノンプレミアムもグングン飛ばし結局は余裕を残しての圧勝。2番手争いはワグネリアンとジャンダルム、そして粘るサンリヴァル。最終的にはトップスピードの差でワグネリアンがにちゃくえ、ジャンダルムがhギリギリでサンリヴァルを交わして3着といったレース内容でした。

ダノンプレミアム

優勝したダノンプレミアムは、ここまで無敗。新馬戦、サウジアラビアロイヤルカップ、朝日杯フューチュリティステークス、そして弥生賞。このままクラシックに突入といった流れとなっています。マイルでの強さもお墨付きで、ついには2000mもクリア。この距離を中山競馬場でこなせるとしたならば、東京2400mの日本ダービーまで見据えても良いのかなといったところ。負けたワグネリアンはいかにも福永騎手らしく、慎重になりすぎていたようにも思えます。皐月賞では更に強化される相手となるため、どうレースを組み立てるか、もう一度吟味をして欲しいところです。

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