今週の月曜日に東京競馬場にて行われた第53回デイリー杯クイーンカップは、さんばんにんきえで田辺裕信騎手騎乗のテトラドラクマが優勝し、重賞レース初制覇となりました。前走となったフェアリーステークスでも悪くない走り見せていたのと、冬に強い田辺裕信騎手とのダブルの勢いそのままにといったレース内容でした。好スタートから先行して、そのまま後続の追撃を許さずに逃げ切った勝利。鞍上の田辺裕信騎手小西一男調教師はともに本レース初勝利挙げました。2着にはこれまた勢いの良い川田騎手騎乗のフィニフティが、3着には1馬身4/3差で7番人気ルメール騎手騎乗のアルーシャが入りました。1番人気に推された戸崎圭太騎手騎乗のマウレアは全く伸びずの5着としずんでしまいえ、競馬ファンからは、やはり戸崎騎手では重賞は勝てないかという声も大きかったようです。

レース内容

スタートはややバラついた感じで、その中でもソシアルクラブが出遅れが目立った感じです。その中でテトラドラクマ好発を決めて先頭に立つと、それに続いてアルーシャがテトラドラクマのならびかけてえ、ほぼ並走といった流れ。マウレア、ツヅミモンといった人気馬も二の足良く前二頭に続き、後方2番手にはフィニフティ。そして最後方はレッドベルローズが追走といった流れでした。前半の600m通過タイムは34秒6とややハイで、800m通過も46秒0と前半の2から3ハロンで最速ラップを刻んでいるように、かなり基礎スピード面というのを問われたレース内容だったかんじです。3コーナー手前で一瞬だけアルーシャが前に出たものの、すぐさまテトラドラクマが交わし先頭へ。そのまま最終コーナーを曲がり直線へ。直線を向くとテトラドラクマが圧巻の突き抜けを見せ、ここまでほぼ並走していたアルーシャ引き離しにかかり、その後ろにには人気馬二頭のマウレアとツヅミモンが追走。残り400mテトラドラクマが完全に突き抜けて単騎独走状態へ。2番手のアルーシャもマウレアとツヅミモンを振り払い単独2番手でテトラドラクマを追走。残り200mで脚を溜めて後方で待機していたフィニフティに鋭い末脚で応戦し一気に抜き去り2着。そしてなんとかなだれ込むようにゴールしたアルーシャが3着といったレース内容でした。

テトラドラクマ

買ったテトラドラクマは、今回が東京競馬場のマイル戦が3戦目。デビュー2戦目はフェアリーステークスを制したプリモシーンに追い比べで敗れはしたものの、続く未勝利戦では圧勝。テトラドラクマにとっての鍵はスタート。今回のように問題なくスタートを切れれさえすればある程度は計算ができる。桜花賞に向けてはまずはゲートをしっかりこなすこと。これがクラシックで戦う為の条件かなと。スタートさえ決まれば、ハナにこだわらず、前々からしっかりと脚を使っていけるタイプ。できれば今回のような出し切るレース展開が向いているようにも思えます。キングカメハメハ産駒で父はルーラーシップ。ルーラーシップのように善戦馬で終わらず、しっかり勝ち切ってクラシック戦線の軸と慣れればいいですね。

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