作る食べる楽しみだけではない!料理をすることは脳にとても良い影響があった!
料理が人類を救う!?
痴呆症防止に約立つ!
料理をする過程には、「メニューを考える」「材料をそろえる」「洗う」「切る」「煮る・焼く・炒めるなど」「盛り付け」などさまざまな工程があります。また、2品3品と同時に作ることで、工程はさらに複雑になり、手順も違ってきます。こういった一連の作業の中で脳は常に動き続け、活性化しているのです。
その作業が複雑であるほど、また難しいほど脳をしっかり働かせることになります。
ちなみに男性と比べて女性は認知症になりにくいといわれていますが、多くの女性が毎日調理をしているからかもしれません。
逆に、奥さんが料理をしてくれなったり、面倒だからお惣菜で済ませることが多くなったりと調理をしなくなった女性に、認知症の発生確率は増えるといわれています。
料理を作るということは、それだけ脳の活性化に役立っているのです。
相手を喜ばせることは脳の活性化にも繋がる
さらに、料理には「相手を喜ばせる」「達成感がある」「おいしいものが食べられる」というご褒美がついてきます。
人は、誰かの役に立ちたい、誰かに喜んでほしいと無意識に思っているものであり、そのことに対して努力しているときに脳が最大に活性化するという脳科学者もいるそうです。おいしくできたときの達成感はなんともいえないものがありますし、おいしいものを食べると幸福感に満たされます。このとき、脳内物質のドーパミンやセロトニンが充分放出され、やる気が出たり満たされた気持ちになるのでしょう。それもまた、次もがんばろうという動機づけにつながり、さらに脳は活性化されるのだと思うのです。
子供の生育にも最適
子供においても、料理における脳の活性化は期待されています。
もうずいぶん前から「キレる子供」が問題視されてきましたが、これも前頭連合野の未発達が示唆されているところです。料理を親と一緒に作ることで、親子のふれあいやコミュニケーションが取れることはもちろんのこと、前頭連合野の発育を促し、キレにくい落ち着いた子供に育つと考えられます。それだけではありません。論理的思考は数学や理科にはなくてはならないものなので、ここが育つということは理系に強い子供になるかもしれませんね。
いずれにしても、料理というものは、家計との兼ね合いを考える計算力・材料でメニューや手順を考える情報統合力・判断力などさまざまな能力を駆使して行う複雑な作業です。昔は「男子厨房に入らず」などといわれましたが、脳を鍛えたいなら、老若男女問わずどんどん料理をするべきです。
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