早々と優勝を決め調整体制に入っている今年のパ・リーグ覇者の福岡ソフトバンクホークス。その福岡ソフトバンクホークスにCSファイナルで挑むには、まずはファーストステージを勝ちながらなければなりません。そしてペナントレースも終盤、2位争いが非常に激化しています。4位のオリックスバファローズと、現在3位の東北楽天ゴールデンイーグルスとのゲーム差は12と大きく離れており、2位を争っている東北楽天ゴールデンイーグルスと埼玉西武ライオンズの両チームの3位以上はすでに確定しているため、CS進出も決まっている状況にあります。では何故に今、2位争いが激しいのかというと、2位でペナントレースを終了できるようであれば、CSファーストステージを本拠地で開催できるという権利を得られます。東北楽天ゴールデンイーグルスであればKOBOパーク宮城で埼玉西武ライオンズであればメットライフドームでそれぞれがファンの人数が圧倒的に多く、またやり親しんでいるグランドでプレーができるアドバンテージがあります。なんとしてでも勝ち取りたいといったところでしょうか。ましてや東北楽天ゴールデンイーグルスとしては、後半戦のメットライフドームでは勝ち星なしとうことで、なんとしてでも2位を勝ち取本拠地開催行きたいところでしょう。

10勝1分の強み!埼玉西武ライオンズの本拠地戦

一方、埼玉西武ライオンズは、東北楽天ゴールデンイーグルスを得意としており、ここまでの戦績は15勝7敗と大きく勝ち越しています。更にオールスター戦明けの後半戦のここまでの戦績は10勝1分と、何かを掴んだかのように負けていない状況です。CSファイナルの福岡ソフトバンクホークスに向けて弾みをつけるのであれば、埼玉西武ライオンズとしても、 絶対に負けられないといったところでしょうか。
その2位争いの大きな命運を分けるのが本日と明日の直接対決となります。会場は東北楽天ゴールデンイーグルスにとっては良い思い出のないメットライフドーム。埼玉西武ライオンズが早くも優勢かといった感じで、ファンはCSファーストステージほ本拠地で応援したいということで多くの来場が見込めそうです。
今年のチームスローガンの「catch the all つかみ獲れ」から8月末からは「catch the flag 栄光をつかみ獲れ」へとチェンジ。辻監督初年度の今年こそ勢いに乗ってflagをつかみ獲って欲しいとファンは願います。

これぞ機動力野球

機動力野球が活きているのが現在の埼玉西武ライオンズ。辻監督の現役時代をそのまま現代に持ち込んだかのように、チーム盗塁数は126個で、2位の北海道日本ハムファイターズの83個と大きく離れており、盗塁数最下位のオリックスバファローズとは約4倍も走っていることになります。塁に出たら次の類を盗む。これ野球の鉄則ですが、更に安打数もリーグトップ。こうなると得点もリーグトップで、1231得点は優勝を決めている福岡ソフトバンクホークスの2位の成績に比べても、約100得点も多い数字になります。塁に出たら走り、そしてタイムリーを放つ。そしてランナーがいなくても、リーグ2位の本塁打数で得点する。これが今の埼玉西武ライオンズの強さの根源です。あとは投手陣が最小失点で踏ん張れば、catch the flagの可能性はグンっと高まりそうです。
さあ、まずは本日と明日の東北楽天ゴールデンイーグルスとの直接対決に勝ち、2位確保としましょう。

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