人工甘味料は危険?

お菓子や清涼飲料水によく使われる甘味料。
甘味料=害というイメージを持った方もいらっしゃるかと思いますが、ステビアやソルビトールのように天然甘味料もあり、健康に害のない甘味料もあるので、一概に甘味料が悪いとも言えません。
しかし、食品に存在しない甘味成分を人工的に合成した人工甘味料はあります。
そして健康被害の危険性のある甘味料を使用した食品も出回っているのも事実です。
そこで今回は危険かもしれない人工甘味料をご紹介します。

怪しい人工甘味料

【サッカリン】
砂糖の200~500倍の甘さで水に溶けにくく、チューインガムにのみ使用されます。
1960年代に行われた動物実験で発ガン性があると発表され、一度は使用禁止になりました。
しかし、サルに対して試験が行われ、発ガン性が見られなかったため、使用禁止は解かれることに。
現在は、アメリカや中国では大量に使用されていますが、日本では発ガン性の懸念より、使用量が制限されています。
ナトリウム塩にして水に溶けるようにした「サッカリンナトリウム」は、菓子類、アイスクリーム、清涼飲料水、乳飲料などに使用されています。

【アスパルテーム】
砂糖の100~200倍の甘さです。
食品表示では「L-フェニルアラニン化合物」と併記されます。
この理由は、フェニルアラニン化合物を代謝することができない病気「フェニルケトン尿症」を悪化させるからです。
使用されている商品は、低カロリー甘味料のパルスイートをはじめ、洋菓子、ヨーグルト、お菓子、飲料水などです。
安全性については、がん、脳腫瘍や白血病との関連も強く疑われています。


【アセスルファムカリウム】
砂糖の約130~200倍の甘さを持ちます。
特に低カロリーを売りにした、清涼飲料水やアルコール飲料に使用されています。
アセスルファムカリウムは、「アセスルファムK」と記されることもあります。
後味が悪いと感じる人が多いので、甘みの後引きのある「アスパルテーム」とよく併用されています。
製造過程で発がん性物質である「塩化メチレン(ジクロロメタン)」が溶媒として使われる場合があるため、一部では塩化メチレンの残留を不安視する声もあります。
「塩化メチレン」は、皮膚に接触すると炎症を引き起こす場合があることが知られています。

【スクラロース】
砂糖の約600倍の甘さです。
チューインガム、お菓子、清涼飲料、乳飲料、乳酸菌飲料、酒類など幅広く使用されています。
摂取しても、虫歯にならない、血糖値やインスリン値に影響を与えないなどと言われています。
一方、138度以上に加熱すると有害な塩素系ガスが発生するので、安全性に問題があるとして、国会で取り上げられたことがありました。
米国ワシントン大学医学部研究チームが、スクラロースの危険性を以下のように「糖尿病の発症につながる」と報告しています。

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