「農林水産省賞典新潟記念」略して新潟記念が今週末の9月3日に新潟競馬場にて開催されます。夏競馬、サマー2000シリーズも7月9日の七夕賞から始まり早くも最終戦となる第5戦目を迎えることになります。今のところのポイントは、札幌記念を制したサクラアンプルールが13ptsでトップ。それを追うのが小倉記念を制し、今回の札幌記念にもエントリーのタツゴウゲキが11pts。もう一頭、ルミナスウォリアーも10ptで逆転優勝の可能性もあります。こにサマー2000シリーズは誰が栄冠を手にするのでしょうか?
昨年の新潟記念はディープインパクト産駒のアデイインザライフとアルバートドックがワンツーフィニッシュ。2014年の同レースではディープインパクト産駒が表彰台を占領するといったカタチで、ディープインパクト産駒が強さを見せています。
今年のレースもこの型にはまるのか。それとも新たな型が誕生するのか?
以下が出走予定馬です。

アストラエンブレム
ウインガナドル
カフジプリンス
シャドウウィザード
スピリッツミノル
ソールインパクト
タツゴウゲキ
トーセンバジル
トルークマクト
ハッピーモーメント
フルーキー
マイネルスフェーン
ラストインパクト
ルミナスウォリアー
ロイカバード
ロッカフラベイベー

以上の17頭の戦いです。

初重賞制覇なるか!?アストラエンブレム

現在のところ1番人気をつけている今年4歳のアストラエンブレムのここまでの戦績は12戦5勝の5-3-1-3。
血統は、父はサンデーサイレンス系統でダイワメジャー産駒。冒頭でもお話ししたように、ディープインパクト産駒が強いこのレースですが、マイネルミラノやロンギングダンサーなどのステイゴールド産駒やシンボリクリスエス産駒などのサンデーサイレンス系統の血統もある程度はカバーしといても良いのかな?といったところ。しかしダイワメジャー産駒がこのレースで表彰台に登った実績がないのがいちばんの不安視してしまう点かなといった具合です。
あとは距離面で、ここまでマイル路線で戦ってきたのですが、今回初の2000mということになります。ダイワメジャー産駒の2000mというのはイメージ湧かないところで、この点でもやはり不安視してしまう点です。それでも前走のエプソムカップでも得意の末脚が炸裂しており、もう1Fあっても問題ないのかな?とは思ったりもしました。まあ、レースを作ったのがマイネルミラノだったというのがあるのでスローで流れたこともありますが、やはりアストラエンブレムの強みは末脚になるので、先行策、最低でも中団までのポジショニングを確保したいところ。デムーロ騎手ということで、ある程度落ち着いてみてられるとは思いますが、出来れば内枠に入ることが出来れば運があるということになるので連対してくる可能性はあると思います。

重賞連覇なるか!?タツゴウゲキ

5戦あるサマー2000シリーズの内、七夕賞、小倉記念に出走。そして今回の新潟記念にも出走予定です。ここで結果を出せば、今年のサマー2000シリーズ王者に輝くことが決まるので、ここは絶対に力を入れているのがタツゴウゲキ陣営といったところでしょう。
ここまでの戦績は17戦4勝の4-1-2-10。3歳未勝利戦を5度も走ったが結果がなかなか出ずに、やっと3歳上500万下で初勝利といった遅咲き中の遅咲きといっても過言ではない馬です。かといって、その後もじゅんちょうにかってきたのか?と言われると全くで、しかし折り合いが全てあった小倉記念で勝ち切れたといったカタチです。その前走となった小倉記念は斤量が52というハンデもあったのは大きな要因でした。2番枠から順調にスタートを切ってロスなく最内を通っていたということで、スタミナ面も溜め込むことができたのも結果良かったところ。バンドワゴンが3コーナー付近で下がってきたところで前ふさがりとなりキツイ状況になるかと思いきやバンドワゴンが上手く避けてくれた感じで直線。かなりきついペースで流れていたが、最後にもう一段階加速。斤量差でアドバンテージがあったぶん、サンマルティンとの叩き合いで競り勝った内容でした。
今回の新潟記念においては、やはり早いペースで流れてくれる方がタツゴウゲキにとってはありがたいところ。内枠を引けるようなら要チェックの一頭です。

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