甘い物が食べたくなる

パソコンでの作業にずっと集中していたり、文章を書く、デザインをするといったクリエイティブな仕事を続けていたりすると、非常に脳の働きが鈍るような、だるい気持ちになることがあると思います。脳を活発に使うことで、脳の中のブドウ糖がどんどん消費されていくからです。その糖分を補給するために、脳がエネルギー補給の信号を出すのが、疲労感です。筋肉や脳など、人間の肉体は疲労すると乳酸という物質を生成しますが、エネルギーを補給し、体の働きを活性化すればこの乳酸を取り除くことができます。
そして摂取することで最も素早くエネルギーに変換ができる性質を持っているのが糖類なのです。手早く糖分を補給できるので、人間はチョコやキャラメルなどの甘いものを疲労時に欲するようにできています。
しかし糖分は人間にとって依存性が高いものです。糖分を摂取し、疲労が取れた感じた脳はさらに糖分を欲するようになります。急激な糖分の摂取は、過剰に血糖値を上昇させてしまいます。その結果、今度は体が正常な状態に戻すために血糖値を下げようとして、インスリンを生成してしまうのです。そうすると糖分を摂取する前よりも血糖値が下がることで、逆に疲労感が生まれてしまいます。
急激な糖分の摂取ではなく、穏やかに吸収できるものが良いとされています。ゆっくりと吸収することで糖分の摂取過多にもならず、エネルギー補給もできるので疲労回復には適しているといえます。食品としてはナッツ類やドライフルーツ、はちみつなどがあります。
その他にはやはり肉類などのタンパク質や、にんにくに含まれるビタミンB1は疲労回復の効果が大きい食品です。昼食や夕食時にこれらを多めに食べるといいですよ。

食欲がない

疲れると食欲が全然無くなってしまうのはどうしてでしょうか。
それは、疲れによって体が緊張状態にあるため、胃の活動が抑制されてしまうからです。
毎食きちんと栄養補給しなければ、スタミナもつきませんし、ますます疲れやすくなるという悪循環になってしまいます。
疲労やストレスが多く、交感神経ばかりはたらいてしまうことが原因なので、解消するためには副交感神経をはたらかせることが良いそうです。
そこでオススメなのがお風呂に入ること。かたまった体もジワーッとほぐれて気分もリラックス。日中でもっとも副交感神経が活性化するのもお風呂に入っている時間だと言われています。
食欲不振の解消とお風呂は直接関係ないように思えるかもしれません。でも解消するために一番大切なことは、副交感神経にすること。お風呂で心と体の緊張をときほぐしてあげることは、食欲不振の解消だけでなく、さまざまな不調の解消にとても効果的です。

疲れないというのは無理なことなので、日頃から体をリラックスさせるようにして
より良い毎日を過ごしていきたいですね。

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