夏競馬真っ盛りの今日この頃、競馬ファンの皆さんはいかがお過ごしですか?
先週末の中京記念は、初重賞レースにして初制覇を成し遂げたウインガニオンが、グランシルク以下の後続馬を2馬身以上の差を持っての悠々の1着ゴールインといった結果でしたが、中京記念らしからぬ、意外に落ち着いたオッズどうりの着順となりました。
今週末は舞台を北の大地札幌に移し、3歳以上牝馬の戦い「クイーンステークス」が開催されます。昨年は9番人気のマコトブリジャールが1番人気で今年も出走予定のシャルールをゴール手前で差し抜き1着ゴールイン。見事に荒れてくれ、1着が9番人気のマコトブリジャール、2着が1着人気のシャルール、3着が11番人気のダンツキャンサーといった着順で、3連単は約40万近い配当がつきファンを沸かせた結果となりました。
今年はどんなドラマが待ち受けているのでしょう。以下が出走予定馬となります。

アエロリット
アドマイヤリード
エテルナミノル
クインズミラーグロ
クロコスミア
サトノアリシア
シャルール
スズカゼ
トーセンビクトリー
ノットフォーマル
ハッピーユニバンス
ハツガツオ
パールコード
マキシマムドパリ
ヤマカツグレース
ラインハート

以上、16頭の出走馬です。

基礎スピードもスタート次第!?アエロリット

今年の3歳牝馬のレベルが高いというのはいまに始まったことではなく、例えば桜花賞を制したレーヌミノルや、オークス馬のソウルスターリングをはじめ、リスグラシュー、カラクレナイ、ミスエルテ、アドマイヤミヤビ、ファンディーナ、ヤマカツグレースなどなど、ちょとだけソウルスターリングとファンディーナが頭一つ飛び抜けている感じですが、折り合い次第でどの馬が勝ってもおかしくない均衡したレベル且つ、ハイレベルといった感じです。その中の一頭が今年のNHKマイルカップを制したアエロリットです。
3歳牝馬クラシックの桜花賞では5着と沈んだ馬ですが、牡馬を相手に見事な立ち回りを見せたNHKマイルカップでは終始危なげないレースで最後まで先頭に立ちゴールイン。
この馬の脚質は逃げということで、注目はゲートの巧さが気になるところ。前走のNHKマイルカップでは素晴らしいゲートということもあり、楽々に押すことなく好位に置くことができた点。そしてもう一点は、基礎スピードの早いというところでしょう。ある程度レースが流れたNHKマイルカップでは、楽に道中も走れていたし、更にトップスピードとなる直線でも瞬発力良く反応し、早い速度で保てていました。
どちらにせよ、問題としているのはゲートのみで、スタートさえ決めれば大崩れはしないであろうし、十分に1着も狙えるレベルにあるとみています。

ジワリとペースが上がっていけば!?パールコード

ここまでの戦績は9戦2勝の2-2-1-4といった感じで、どのレースも惜しいなと思ってしまう状態が続いています。今回注目した理由は単純にインスピレーション的なものですが、そろそろ重賞で勝ちそうな雰囲気かな?と思ったことです。今年で4歳馬で既に6つの重賞レースを出走済み。オープン戦ばかりを戦ってきた馬とは違い、強馬相手にそれなりに立ち回っている経験も積み重なった馬と言えるのかなと。昨年のエリザベス女王杯では、クイーンズリングやミッキークイーン、シングウィズジョイなどの基礎スピードのある馬相手でもで負けすることなくペースを作ってきた感じで、さすがに最後の直線ではトップスピード戦となるとクイーンズリングの瞬発力には敵わなかったようですが、ミッキークイーンの切れ込みに対しても良く踏ん張った感じでした。まあ、正直昨年のパールコードでよくあそこまで踏ん張れたなと思ったほど。芝の前走となった中山牝馬ステークスではスローから一気にギアチェンジとなり置かれてしまった感は否めない。こうなるとやはりスタートが重要になり、ペースに関しては自ら行うということ。多少のスタートの出遅れはリカバーできるにせよ、3コーナーあたりからジリジリ加速していかないと、最後の直線でのトップスピード戦となるとアドマイヤリードやトーセンビクトリーには敵わないので、出来るだけ早めに段階を踏んだギア変速型で勝負したいところでしょう。

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