超高速のグラベル戦!WRC第8戦、ラリー・ポーランド開幕!

これでグラベル4連戦目となるラリー・ポーランド。モンテカルロに続いて世界で2番目に長い歴史を持っていて、1921年の初開催以来、今年で74回目となります。ポーランドはワルシャワの北部にあるミコワイキを拠点とする今大会はWRC屈指の超高速ラリーイベントになります。

シェイクダウンは、前日に降った雨の影響で路面はグリップの読みづらいマッドコンディションとなりました。トップタイムはヒュンダイのティエリー・ヌービル。前戦のイタリアで優勝したMスポーツのオット・タナクが2番手。3番手のはヒュンダイのヘイデン・パッドンがつけました。

ポーランド初日!Mスポーツのエバンスが首位発進!

29日のポーランド初日は、SS1の1ステージのみ。ミコワイキ・アリーナで行われたスーパーSSで熱戦の火ぶたが切って落とされました。

スーパーSSは2台同時走行で、途中の立体交差でレーンを入れ替えるフラットなステージ。ここでトップに立ったのはMスポーツのエルフィン・エバンス。2番手には0.8秒差でヌービル、3番手にはMスポーツのセバスチャン・オジエがつけました。

競技2日目!トップ4の熾烈な争い!

競技2日目は4カ所のSSを2度走行し、ミコワイキ・アリーナでのスーパーSSを行う計9ステージ。雨の中でのバトルとなったこの日、オープニングのSS2で首位にたったのはヌービル。しかしSS3、4でトヨタのヤリ-マティ・ラトバラがトップタイムを叩き出し、首位に躍り出ます。

SS4を終えた時点でラトバラ、タナク、オジエ、ヌービルの4台が5位以降との差を25秒つけ、ラリーをリードする形になりました。

SS5ではヌービルがトップタイムを叩き出して順位を2位にあげる。SS6が安全上の問題でキャンセルとなると、迎えたSS7ではコースに溜まった水に苦戦したオジエが大きくタイムロス。その後のSS8でもオジエは振るわず、首位との差を27秒と遅れと取りました。これにより、首位争いはタナク、ラトバラ、ヌービルの3台の熾烈な争いに!

SS9でヌービルがベストタイムを叩き出し、総合首位を取り返すと、2日目はこのままヌービルが首位で終了。1.3秒差のタナク、6.6秒差のラトバラがヌービルを追随。オジエは35.1秒差で4番手となりました。

3日目はポーランドの山場となる9ステージ。20キロに満たないコースが多いため、僅差の勝負となることが予想され、ヌービル、タナク、ラトバラの首位争いはさらに激化すると思われます。また雨の影響で、どんな波乱が起こるかも分かりません。差をつけられているとはいえ、王者オジエの逆襲もあるかもしれませんね。

トヨタ、ラトバラは3位からの巻き返しに期待!

雨によりウェットになったグラベルステージは、雨水の溜まった轍や、滑りやすい泥状になるなど、難しいコンデションとなりましたが、ラトバラがSS3、4でトップタイムを叩き出し、一時は首位に立っていましたが、3日目は3位から首位ヌービルを追い駆けます。

また、ユホ・ハンニネンが堅実な走りで8位につけましたが、エサペッカ・ラッピはそれまで5位につける快走をみせていたものの、SS4で右フロントのサスペンションを破損してリタイアとなりました。

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