第58回 宝塚記念の結果!5年連続で牝馬が連対率100%!
出典: https://www.daily.co.jp/horse/2017/06/26/0010315022.shtml?ph=1
大波乱の結果で終わった今年の宝塚記念。本来の適性ではないポジションで仕方なく走った馬もいれば、助けられた馬もいました。
キタサンブラック1強ムードの宝塚記念も、キタサンブラックがまさかの大敗で幕を閉じました。不運にも適性ではないポジショニングで随時駆け走った馬もいれば、出走メンバーに救われた馬もいました。個人的な視点で見つめた二頭の今回の走りっぷりをご紹介します。
間違いなく現在の牝馬No.1!ミッキークイーン
今年一発目のサンスポ杯阪神牝馬ステークスでは、昨年のエリザベス女王杯で負けているクイーンズリングや、好調アドマイヤリード相手に、いきなりの強さを見せつけた内容で勝利。前走となったヴィクトリアマイルでは特質でもある末脚がかき消された状態で出しきれぬままに敗退した感じであっての今回の宝塚記念でした。それでも今回の宝塚記念でも人気は集め4番人気。今年の宝塚記念の出走馬では唯一の牝馬となったミッキークイーンでした。ここ最近の傾向で、ディープインパクト産駒の牝馬の活躍が一際目立っているのが宝塚記念。そのディープインパクト産駒の牝馬は宝塚記念で2013年3着のジェンティルドンナから、2014年3着ヴィルシーナ、2015年2着デニムアンドルビー、3着ショウナンパンドラ、2016年1着マリアライトと4年連続で馬券に絡む好相性。紅一点のミッキークイーンにとって心強いデータでした。
スタートは順調に出だし、どの馬もキタサンブラックの出方を待った状態であったのでスローな感じで最終的にはゴールドアクターの後ろをキープ。サトノクラウンが見せたフェイクでペースが上がった中盤も、サトノクラウンの後方にいたことにより末脚キープできたのが大きかったと思います。若干外に出しての直線は、最内のゴールドアクターと並んでからのスタート。ここで彼女特有でもあるトップギアに切り替えてからのレスポンスの遅さが出て、ややモタついた感じからトップスピードへ。こうなると止められないのがミッキークイーン。9番手から一気に3着までのぼりつめて、最後は粘るシャケトラをかわしてゴールイン。上がり3F35.5とサトノクラウン、ゴールドアクターの35.4に次ぐ3番目に速い上がりでした。
やはり今回の連対はサトノクラウンとデムーロのお陰というところ。結局、サトノクラウンのフェイクでペースが上がらなければ、前走のヴィクトリアマイルと同じ結果に終わっていたか、もしくは、もっと早い段階でのトップスピード持続戦になっており勝敗も大きく変わっていたかもしれないといったレースでした。
次走は昨年負けているエリザベス女王杯か?どうしてもスローになりがちなヴィクトリアマイルよりも、早いペース流れる天皇賞・秋の方が合っているとも思えるここ最近の走りっぷりです。もしエリザベス女王杯に出走ならば、3歳馬に力の差を見せつけてもらいたいところです。
なんとも不運な結果に!シュヴァルグラン
前走の天皇賞・春はキタサンブラックとサトノダイヤモンドの2強に割って入り、いよいよ初G1制覇か!?と意気揚々にゲートインしたことでしょう。今回も人気を集めてファン投票もキタサンブラック、サトノダイヤモンドに次ぐ3位。そして今回の宝塚記念の単勝オッズは6番人気と、キタサンブラック、サトノクラウン、ゴールドアクター、ミッキークイーンなどが集まったこのメンバーでもしっかりと人気集めているところからして競馬ファンの注目度も高い馬であることが一目瞭然といったところ。
スタートは順調で、様子を伺いながら走るも、キタサンブラックが来ない上にゴールドアクターも姿が見えない、横にいるのはシャケトラといった感じで、本来の適性とは掛け離れているハナ取りレースを引っ張る羽目になってしまったシュヴァルグランでした。正直な意見として、この時点でシュヴァルグランの連対は消滅したと直感。途中、サトノクラウンフェイクで先行集団のペースがあがり、シュヴァルグランにとって末脚が使えない、いよいよ追い詰められての4コーナーからの直線。こうなったらトップギア持続戦といったところですが、瞬発力、トップスピードとなれば、このメンバー内でいうと正直見劣りはするところ。キタサンブラックを倒すというリスクを持ってのポジショニングだとしたら頑張ったと言いたいところですが、どちらにせよ、シュヴァルグランにとって宝塚記念は距離が適性とは思えず、2500m超えのレースで初めて戦える舞台と思われるため、ポジショニング云々とは思えず、どちらにしても8着前後だったのかもしれません。次走は11月のアルゼンチン共和国杯か、もしくはその前に使うか?といったところでしょう。
今年もラストは有馬記念になることと思います。キタサンブラックの北島三郎さんもキタサンブラックは有馬記念で走らせたいと提言していることから、年末でリベンジなるか?といったところでしょう。しっかり勝ち切って欲しいところです。
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神宮球場のライトスタンドと西武ドームの3塁側に出没する率が高めの、ホルモン(特にマルチョウ)大好き40歳です。週末は娘と散歩をするのが私にとってのストレス発散方法です。
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