シーズン折り返し!WRC第7戦ラリー・イタリア!

6月8日、地中海に浮かぶ景観豊かなサルディニア島でWRC第7戦ラリー・イタリアが開催。日差しに焼き付けられた過酷なグラベルコースは、一切のミスが許されない厳しいコースが予想されます。

この第7戦で今シーズンの折り返しとなり、ますますドライバーズ選手権にも注目です。第6戦で2勝目をあげたMスポーツのセバスチャン・オジエは、ここイタリアで過去3勝をマーク。今レースでも上位が予想されます。また同じく2勝をあげているヒュンダイのティエリー・ヌービルは昨シーズンのイタリアで優勝。2位には当時フォルクスワーゲンで参戦していたトヨタのヤリ-マティ・ラトバラ。今シーズンのランキングでも上位につけている彼らの走りに注目ですね。また、シトロエンが2016年のドライバーズ選手権3位に食い込んでいるアンドレアス・ミケルセンをエントリーさせたのも見物ですね!

風光明媚なイメージとはほど遠い、難関グラベル!!

ラリー・イタリアの舞台となるサルディニア島と言えば、地中海でシチリア島に次いで2番目に大きい島で、風光明媚な美しい島です。しかし、コースは一切のミスが許されない難関グラベルコースです。

当初は「花のラリー」として知られていたこのイベントですが、2004年にサルディニア島を開催地とし、フルグラベルラリーとなりました。夏期のヨーロッパは例年気温が高く、固い地盤の上に砂状のグラベルが覆う路面となるため、1回目の走行ではスタート順が早いほど不利になります。しかし、砂状のグラベルが掃けてしまうと、一転してラフでデコボコな路面がミスを誘うコースになります。

8日に行われたシェイクダウンでは、ヒュンダイのダニ・ソルドがポルトガルに続きトップタイムを記録し、チームメイトのヌービルが2番手タイム、ラトバラが3番手タイムで続き、ミケルセンは4番手、オジエは8番手となっています。

トヨタ、イタリアも3台体制で難関グラベルコースに挑む!

トヨタはイタリアもラトバラ、ユホ・ハンニネン、エサペッカ・ラッピの3台で参戦。現在ドライバーズ選手権3位のラトバラは、2009年に総合優勝をしているほかにも4度表彰台を獲得。ハンニネンは4回出場経験があり、ラッピは過去に下位カテゴリーで2回、イタリアに参戦しています。

シェイクダウンでは3位につけたラトバラに続き、ラッピはミケルセンと同タイムで4位、ハンニネンは9位につけています。ポルトガルでヌービルに選手権2位の座を奪われたラトバラの逆襲を期待したいですね!

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