昨日お伝えした「今週日曜は東京競馬場へ！日本ダービー！第1弾」の第2弾をおおくりいたします。前回は、優勝候補の二頭(アルアイン・アドミラブル)をご紹介させて頂きました。今回は、個人的な見解ですが、その二頭の対抗馬をご紹介させて頂きます。
その前に、今回の出走メンバーを見ておきましょう。

アドミラブル
アメリカズカップ
アルアイン
ウインブライト
カデナ
キョウヘイ
クリンチャー
サトノアーサー
サトノクロニカル
ジョーストリクトリ
スワーヴリチャード
ダイワキャニング
ダンビュライト
トラスト
ベストアプローチ
ペルシアンナイト
マイスタイル
マイネルスフェーン
レイデオロ

以上が出走予定となっています。

一頭目は、キングカメハメハ産駒のレイデオロ。
ここまで4戦3勝の3-0-0-1という戦績です。デビュー戦からホープフルステークスまで3戦全勝で迎えた前走に皐月賞では、5番人気の5着フィニッシュといった結果でした。
スタートは出遅れ後方から無理なく、言って見ればいつも通りの展開といったところでした。3コーナーあたりでペースが落ち着いた頃合で、縦長の馬群から、やや団子状態で馬群が押し上げられて14番手と若干ポジションを上げて4コーナーに突入。内内をロスなく走り脚を溜めてラスト600mから400mで前が開いたところでギアチェンジ。グングン伸びたが、上位馬を差すスピードの持続がなく、結局5番手止まりといった展開でした。
正直なところ、レース展開的にロスのない無駄なくレースをやってのけていたように思えたため、もう一踏ん張りのトップスピードの持続力を見せて欲しかったと思える内容でした。
距離の適性は問題ないところとは思えますが、仮にスローペースのトップスピード勝負となった場合を考えると、ラスト200mでダレてしまう危険性も感じました。では、何故対抗馬として挙げたかというと、騎乗がルメール騎手という点です。
天皇賞春のサトノダイヤモンドがキタサンブラックに敗れてから、ルメールの競馬が攻めに転じているような気もしています。その結果、ヴィクトリアマイル(アドマイヤリード)、牝馬優駿(ソウルスターリング)でG1戦を2連勝中です。絶好調男に手綱を任せたレイデオロにも期待したいと思っての対抗馬候補です。

もう一頭は、ハーツクライ産駒のスワーヴリチャード。
ここまで5戦2勝の2-2-0-1という戦績です。スワーヴリチャードの強みとしては、東京競馬場に慣れていることがまず挙げれると思います。東京スポーツ杯2歳Ｓ、共同通信杯で東京競馬場で出走済み。良馬場、稍重も経験済み。今週末は晴れるということで良馬場になることは違いなさそうです。
馬の反応の素早さもキレているものを持っていると感じており、ギアチェンジからトップスピードの瞬発力はレース毎にましているのでは？と感じさせられます。
前走の皐月賞では2番人気を背負いながらも6着フィニッシュ。
好スタートときったものの、ペースを意識してか中団に下げたことにより馬群に飲まれる結果に。結局、内では前塞がりとなって4コーナー突入時には10番手まで下がってしまい、進路が塞がった内を諦めて大外に振り回してからのギアチェンジといった失敗といっても良い競馬となってしまいました。上がり３Ｆ34.3と差を縮めたが6着止まりといった内容でした。トップスピード勝負となると厳しい部分もあるものの、反応の良さ、突き抜ける瞬間があるので期待大です。そして最後に、日本ダービーを2度制している四位騎手が今回も騎乗。ウォッカ、ディープスカイを勝ち馬にさせた敏腕で、見事スワーヴリチャードを輝かせられるかも期待大です。