槙原寛己さんはどんな選手だったか?

1981年大府高校からドラフト1位で巨人に入団。当時の球界最速155キロの速球とスライダーを武器に、2年目から先発ローテーション入り。以降、斎藤雅樹、桑田真澄と並び、巨人先発三本柱として80年代、90年代の巨人投手陣を支え、通算159勝を挙げた名投手です。
そんな槇原さんといえば、と思い浮かべるシーンがすっぽりと3つ浮かぶ選手でもあります。

①バース・掛布・岡田バックスクリーン三連発

阪神タイガース バース、掛布、岡田 伝説のバックスクリーン3連発 - YouTube

出典:YouTube

1985年4月17日の甲子園球場で行われた対阪神タイガースにて先発登板し、4回裏、阪神のクリーンナップであるランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布に3者連続でバックスクリーンへの本塁打を喫しました。
この3連発がこの年の阪神の勢いを加速させ、リーグ優勝を果たすきっかけにもなりました。
今もなお、阪神ファンの間では「伝説の三連発」と語り草となっており、打たれた槇原もこの3連発を引き合いにされる事がしばしばあります。

②新庄剛志敬遠球サヨナラヒット

新庄剛志 敬遠球をサヨナラヒット! - YouTube

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1999年6月12日の甲子園球場で行われた対阪神戦。当時抑えに転向し、この日もリリーフで登板しましたが、12回裏同点1死1・3塁の場面で打者の新庄剛志を敬遠しようとしたが、新庄にまさかの敬遠球を打たれサヨナラ負けをする常識では考えられないプレーが生まれました。
史上類を見ない出来事と、新庄というキャラクターを象徴するように、度々プロ野球名場面で紹介される事があります。
このようにバース・掛布・岡田の3連発、新庄の敬遠球サヨナラ安打と阪神戦で打たれているイメージがつきがちの槇原さんですが、実は阪神戦にめっぽう強く、対阪神戦38勝10敗10完封の好成績を残しているのです。

③福岡ドームでの完全試合

プロ野球 槙原寛己 完全試合達成 1994年 - YouTube

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引き合いにされがちな槇原さんですが、槇原さんが最も輝いた試合といえばこの試合しかありません。
1994年5月18日に福岡ドームで行われた対広島戦で史上15人目となる完全試合を達成。この時の槙原さんの最後に日本プロ野球では以降23年完全試合達成者は出ていない偉大な出来事でした。そのため現役引退後には「ミスター・パーフェクト」として紹介されることも多いです。完全試合達成は引退会見の際に記者からの質問で「一番思い出に残っている試合はどれですか?」と聞かれた際、「そりゃ、あれですよ。あれしかないですよ」と答えた程で、本人にとってプロ野球人生の中で最高の思い出となっています。

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