昨日、まとまった雨が降り続いている東京競馬場で行われた京王杯スプリングC。
馬場状態が重馬場ということで、馬場状態も視野にいれた予想となったため、競馬ファンたちも予想にかなり苦しんだことでしょう。

やはりレッドファルクス!GI馬の底力を見せた

この重馬場を走りこなせる馬は?と考えときに真っ先に長上がったのがレッドファルクス。
思えば昨年のこの時期までダートコースをひた走っていたわけで、芝の重馬場なんてなんのその。上がり3Fが33.7と、13頭出走馬のうち最速ラップを叩き出しています。
前走の高松宮記念では伸びきることなく3着でフィニッシュ。少し不安もあった今回の京王杯スプリングCでは2番人気を背負っての出走となりました。
やはりマークきつく、なかなか前に行かせてくれない競馬となりましたが、ラスト400mで中から空いた隙間を掻い潜って一気に加速。グレーの馬体が一頭、なた一頭と抜き去り、最後は2着のクラレントに3/4馬身差を付け流した状態で勝利。勝ち時計は1分32秒2でした。
これで次走は安田記念へとつながります。
モーリスも引退、ミッキーアイルも引退した今、ポッカリと椅子が空いているマイル王にレッドファルクスが着座できるか?ロゴタイプ、イスラボニータ、ステファノス等が待ち構えている安田記念でも馬場が荒れれば面白い結果となりそうですね。

やはり荒れた!11番人気・クラレント

荒れることでも有名なスプリント・マイル戦。今年の京王杯スプリングCも荒れました。
2着に飛び込んできたのは伏兵クラレント。レッドファルクスの背後にぴったりマークした結果が生んだ2着といっても良いかもしれません。
序盤はヒルノデイバローは独走でハナを走るなか、馬群状態となった2列目以降。
その後方から岩田騎手が乗るクラレントはレッドファルクスの動き出しをジッと見ていた様子でした。ラスト400mでレッドファルクスが反応したと同時にクラレントも動き出し、レッドファルクスには追いつかなかったものの、見事に2着フィニッシュ。
11番人気の伏兵が、今年の京王杯スプリングCを荒らしてくれた結果となりました。
今年8歳となったクラレントは2年前の安田記念で3着。昨年のマイラーズC以来の連対となりました。

前塞がり、馬場状態最悪!実力が出せずに終わったサトノアラジン

昨年の京王杯スプリングCの覇者・サトノアラジン。ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ今年のレースは馬場状態がグチャグチャな状態。超重馬場プラス荒れた馬場状態となっていました。
レース展開としても前が塞がり状態で、前に行きたくても出せない状況。外に振るにも中に行くにも両サイドにガッチリ挟まれている状況となってしまい、更には最後の直線でもバラけることなく、瞬発力勝負も蚊帳の外。結局、何もできずに9着とストレスのたまるレースになりました。
次走は安田記念。昨年は逃げ切りのロゴタイプ、その直後にモーリスと強馬揃いの中揉まれての4着。実力は折り紙つきのサトノアラジン。安田記念に期待です。

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