開幕から存在感

 ヤクルトの鵜久森淳志外野手(30)が2日、DeNA戦(神宮)で、劇的な代打満塁サヨナラ弾を放った。

 4―4で迎えた延長10回1死満塁、須田の真ん中低め141キロストレートをフルスイング。左翼席中段まで運んで、ナインから手荒い祝福を受けた。

 プロ13年で通算11発の男はお立ち台で「やったろう、という気持ちしかなかった。手応えありました」と笑顔で振り返った。チームを開幕カードの勝ち越しに導いた。

 代打満塁サヨナラ本塁打はプロ野球16本目。巨人・長野が2011年10月22日の横浜(現DeNA)戦で打って以来。またヤクルトでは1982年4月6日の広島戦での岩下正明以来、2本目だった。

拾ってくれた球団に恩返しを

鵜久森はバッティングに関して、「特に変わっていない」と話すが、新天地で結果を残せていることについて、次のように語る。

「去年は打席に多く立てた(自己最多の146打席)ということが大きかったですね。一軍で、右ピッチャーのときも立たせてもらえました。日本ハムのときは限定的な起用が多かったですから……。そのことで引き出しが増えたというのはあるかもしれません。そして杉村(繁)コーチのティーバッティングは、意図があって何種類もやるので、体のキレが出やすい。なにより、僕自身は気持ちの部分が大きいと思っています。一度は死んだ人間というとおかしいですけど……やっぱり拾ってくださったことへの恩返しがしたい。もちろん、自分のためにも頑張るのですが、そういう感情が体を動かしています。恩返しという言葉は何度も使ってきましたが、それは本当の気持ちなんです」

鵜久森淳志とは?

鵜久森 淳志(うぐもり あつし、1987年2月1日 - )は、東京ヤクルトスワローズに所属する愛媛県松山市出身のプロ野球選手(外野手、内野手)。右投右打。
鵜久森 淳志(うぐもり あつし、1987年2月1日 - )は、東京ヤクルトスワローズに所属する愛媛県松山市出身のプロ野球選手(外野手、内野手)。右投右打。
済美高校では、2004年に四番・左翼手として甲子園に出場し、春(第76回選抜大会)に2本、夏(第86回選手権大会)には3本の本塁打を放ち、同校の甲子園春初出場優勝・夏初出場準優勝に貢献。

日ハム時代
2015年、イースタン・リーグ公式戦73試合へ出場するとともに、自身3年振りの10本塁打を記録。しかし一軍公式戦3試合の出場(いずれも代打)で無安打に終わると、10月2日に球団から戦力外通告を受けた。

最後に

2016年もバレンティンが抜けた時は4番で出場するなど、長打力も期待されスタメンで使われる事も多かった。
2016年オフにも戦力外から大松選手(元ロッテ)や榎本選手(元楽天)など戦力外からヤクルトに加わりました。
そんな一度クビになってしまった男たち活躍を見たいですね。

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