今週末は牝馬の闘いで熱い！
4歳牝馬以上が出走条件「ヴィクトリアマイル」の前哨戦として用意されている、今週土曜日の阪神競馬場にて行われる阪神牝馬ステークス。昨年の同レースではスマートレイアーがクビ差で勝利。そのスマートレイアーは、今年の出走には登録がなく今のところの次走は未定のままではありますが、今年も好メンバーが集結しました。

クイーンズリング
ミッキークイーン
デニムアンドルビー
メイショウマンボ
トーセンビクトリー
ヒルノマテーラ
ジュールポレール
エテルナミノル
クリノラホール
アドマイヤリード
クロコスミア
タッチングスピーチ
ダンツキャンサー
アットザシーサイド
デンコウアンジュ
ウエスタンレベッカ

以上、16頭が登録されています。

このメンバーからみて１つ頭が抜けている実力馬となれば、ミッキークイーンとクイーンズリングの2頭となるでしょう。
重賞レース常連となったミッキークイーンですが、昨年の同レースは惜しくもクビ差で2着。上がり3ハロンが33.3と先頭を行くスマートレイアーを追い上げた見応えのある直線の脚を披露してくれました。その後、本線のヴィクトリアマイルでも2着、エリザベス女王杯では3着、有馬記念では5着と、昨年は未勝利なものの、常に上位に名を連ねています。得意としている阪神競馬場で勝って本線のヴィクトリアマイルにいってもらいたいです。
この馬のすごいところは、マイルから2,500mの距離を苦にせず、短距離も中距離もその距離に合わせたレースができるところです。おそらく適正としてはマイルから2,000m。1番人気となるのは必至でしょう。
その対抗馬となるのはクイーンズリング。昨年のエリザベス女王杯においては、ミッキークイーンやマリアライトを制し1着となっている実力馬。そのエリザベス女王杯での人気オッズは12番人気でしたが、その勝ち方は非常に強く、最後の直線の叩き合いでミッキークイーンをかわしての勝利。それまでのレースまでは悔しい結果で終わっていましたが、ようやくGI馬の仲間入りを果たした馬になります。この二頭を軸に展開されそうな予想となります。
その他にもアドマイヤリードやトーセンビクトリー、ダートにも挑戦しているデニムアンドルビーなど、そう簡単にはいかないメンバーが集結しているこのレース。見応えがありそうです。

今年7歳馬となったメイショウマンボが、遂にこの阪神牝馬ステークスを最後に引退します。
今思うと、3歳時にピークを迎えており、フィリーズレビューに勝ってから、オークスを制覇。その後、秋華賞でも1着を獲り、更にはその年のエリザベス女王杯を3歳でもあるにもかかわらずヴィルシーナなどの強馬をかわして制覇と目まぐるしく躍動的な活躍ぶりでした。
ここ最近は得意の後半の伸びも精彩を欠いている状況で、なかなか上位に食い込めていない感じでした。この阪神牝馬ステークスを最後に引退となりますが、同世代のデニムアンドルビーも出走するこのレース。当日は思わず「ウル」っと、涙溢れてしまう可能性がありそうです。最後の勇姿を目に焼き付けたいとそう思いつつ、メイショウマンボの最後となる馬券を「単勝+複勝の応援馬券 (頑張れメイショウマンボ)」を購入して応援したいと思います。
全30戦中25戦は武幸四郎騎手でしたが、同氏が調教師となった今、引退レースでは小牧騎手が手綱を握ります。