新国立競技場現在!どんな状況なのか?

ここ最近のニュースは、とある東京の地下の汚染問題や、とある関西の教育施設の金回りの問題ばかりが取り上げられていますが、少し前までは東京オリンピックのメイン会場の建設の話しで持ちきりでしたよね。それが突然その話しがなくなってしまったかのように、どこの新聞社もテレビも報じなくなっているのが現状。一面で取り上げられていた頃が懐かしくなるほどで、自ら調べる行動を起こさないと現状を知ることができない状況になりつつあります。

なんとも杜撰な管理状態とも感じてしまう?

2020年に開催する東京オリンピックのテーマは震災復興であり、新国立競技場はそのシンボルであったはずでした。実際、ザハ・ハディド氏の案が採用された前回は、政府も広くデザイン案を公募し、46件の応募があった。しかし、デザイン見直しとなり再公募したところ2案だけとなってしまいました。何故?
そもそも、ザハ・ハディド氏の案が通った事にも個人的に疑問を感じていた事で、その設計通りに進めてしまうと、地下鉄が通っている箇所を、思いっきり貫通させなくてはならない工事内容。挙げ句の果てには予算がかかり過ぎると、一体全体どのような基準で一度は通ったザハ・ハディド氏案に決定したのか?と思うほどの杜撰な管理状態。一般企業であれば、間違いなく一発でクビ宣告されてもおかしくない事態でしたね。
話しを戻し、46案あった応募から、再公募で2案のみになった理由とは?

ザハ案とは違う、丸く収められてしまった案!

46案あった応募から、再公募で2案のみになった理由には、「予算と工期を明確化とするため、建設会社とタッグを組まなければならない」という条件下にあったため、テーマに沿っている且つ、斬新なデザイン案を持ったデザイナーたちが悔しい思いをさせられてしまったとのこと。また、ゼネコン各社の間では、ある共通した雰囲気が漂っていたそうです。
「どうせ大成建設で決まり!」という意識。
旧計画の立ち上げ時に大成建設が工事計画を結んでいたから、コンペにおける予算等のノウハウは圧倒的に大成建設が有利でした。そのため、無理してコンペ参加しても無意味となってしまったようです。またB案を持ってきた竹中・清水・大林の三社タッグ案ですが、結局はA案の大成建設で決まっていたという出来レースも噂も生じるほど。
こうなる原因は誰がつくったのか?と追求したところで浮上してくる面子は数名といったところでしょうか?

進捗は?

この2つの案の違いをみてみると、大した違いはないようです。強いて挙げるなら耐震性能くらいのようで、A案は制震構造、B案は免震構造と、地震に強いのはA案という事でA案がポイントアップ。総工費は共に1490億ほど、工期も約35カ月、収容人数も約68,000人と変わりはほとんどありません。出来レースだなどの不評がある中で、結局はA案に決定した新国立競技場ですが、肝心なのは現在の進捗ですよね。リオデジャネイロ五輪のメインスタジアムのように、工事途中で開会してしまうような恥は御免ですよね。
日本スポーツ振興センターによると、「工事は順調」との事で、2019年11月が完成予定となっているようです。
以前の国立競技場のように、国民が愛せるスタジアムになるのか?それがとても重要な問題と思います。

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