「ストッパー毒島」とは?

「ストッパー毒島」は96年〜98年にかけて「ヤングマガジン」で連載されていたハロルド作石作の野球漫画です。
プロ野球入りを目指す高校生・毒島大広は、非凡な才能を持ちながらも素行不良から野球部に入れてもらえず、学外での乱闘事件をきっかけに高校も退学になった。
しかし毒島を中学生の頃から見ていたパ・リーグの弱小球団・京浜アスレチックスの木暮スカウトの働きもあり、1995年のドラフト会議でアスレチックスから8位指名を受ける。入団を渋る周囲の人間を自慢の剛速球で捻じ伏せた毒島は、チームのストッパー(抑え投手)を志願し、シーズン60セーブとチームのリーグ優勝を目指して1年目から大暴れする!

弱小球団・京浜アスレチックスの快進撃と毒島大広のストッパーの成長を描いたストーリーです。
この漫画を愛読していた当時高校生の松坂大輔は毒島が投げる魔球「ブスジマチェンジ」を真似て練習しようとしたほど、プロ野球界にも影響を与えました。

野球マニアをくすぐる描写

「ストッパー毒島」の最大のウリは、連載当時実在したプロ野球球団・選手たちをそのまま描いており、プロ野球ファンも楽しめる作品となっています。
そして野球通である作者のハロルド作石によるマニアックな知識と小ネタを劇中にたくさん盛り込んでおり、これらの選手たちの掛け合いが笑いを誘い、野球マニアに大ウケされています。
また京浜アスレチックの選手たちも、元プロ野球選手をモデルとしており、作者のプロ野球愛がぎっしり詰まった作品なのです。

プロ野球漫画のTHE王道のストーリー!

弱小球団が優勝目指し、這い上がるストーリーは、まさに映画「メジャーリーグ」のような熱い王道のプロ野球ストーリーというのも支持されている点です。
そして「ストッパー毒島」はそのストーリー展開も、実際あったプロ野球名場面を盛り込んでいます。
アスレチックスの終盤の快進撃、優勝をかけた最終戦のロッテ戦ダブルヘッダーは、あの88年近鉄バファローズの「10.19決戦」をモデルとしています。

プロ野球好きなら必ず夢中にしてくれる「ストッパー毒島」是非一度読んでみてはいかがでしょうか?

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