ポルトガルで開催中のアルガルベカップは現地時間3日、グループステージの第2戦が行われ、なでしこジャパン（世界ランク7位）はアイスランド（同20位）と対戦した。

これで、日本は1勝1敗。3日後のグループステージ最終戦でノルウェーと対戦する。結果次第で順位決定戦のランクと対戦相手が決まることになるため、優勝のためには勝利が求められる。

初戦のスペイン戦を1-2で落としていたなでしこは、スタメンを7人入れ替えて重要な第2戦に臨んだ。

序盤は日本が流れを掴み、11分、縦パスをゴール正面で受けた長谷川唯が反転して右足一閃。高い弾道のミドルシュートは前めにポジションをとっていた相手GKの頭を越えてゴールネットに吸い込まれた。

続いて15分、宇津木のシュートをGKが弾いたところに横山が反応して右から中へ折り返すと、長谷川が詰めて追加点。なでしこジャパンデビュー2戦目、この日が初先発の長谷川が2ゴールの活躍で起用に応えた。

しかし、後半になるとアイスランドに主導権を奪われてしまう。そのうえ相手のタックルを受けて右足を痛めた北川がプレー続行不可能となり、56分に高木との交代を余儀なくされる。すでに有吉と菅澤が練習中に負傷し、けが人が続出しているチームにさらなる災難が降りかかった。

高倉監督は攻撃的な交代カードを切って3点目を奪いにいくが、追加点を奪うことはできず、そのまま試合終了。アイスランドを2-0で下した。高倉麻子監督にとっては、就任後5戦目での初白星となった。