昨季、球団創設5年目にして初のクライマックスシリーズ進出を達成した横浜DeNAベイスターズ。その原動力とも言っていいのが、若手の活躍でした。投手陣では石田、今永がローテーションの一角を担い、野手陣では桑原、倉本、戸柱が定位置を掴んだことで、チームは活性化したといえます。

しかし、今シーズンは優勝を目指すチームとして、今年も若手のブレイクは必須です。特に、今オフ、FAで山口俊投手が巨人に移籍したことで抜けた穴。ここを埋めることができるような若手投手は出てくるのか？今年注目のベイスターズ若手投手をご紹介します。

昨季ブレイクし、侍ジャパンにも選出された石田投手のように、2年目でのブレイクが期待されるのが、熊原健人選手。

石田と同じドラフト2位入団。150キロ超の速球を武器にプロの世界へ。しかし、春季キャンプで2段モーションと指摘されてフォームを修正することに。加えて、脇腹を痛めて出遅れるなど、フォーム固めと故障に苦しんだ1年目は、1勝どまりと不本意なシーズンと送ることになった。それでも、現在はフォームも安定し、新たにチェンジアップも習得中とのこと。

元々、ポテンシャルはドラフト1位級との評判だっただけに、今年は先発ローテーションの一角に食い込むことは十分に期待できます。

神奈川大卒のサウスポーは、今永と同じく「大学NO1左腕」の看板を引っさげてドラフト1位で入団。150キロ超の直球とチェンジアップを操るパワー型の投手で、開幕ローテ入りが期待されている。

昨シーズンは、石田、今永、砂田と左投手の活躍が目立っただけに、これに濱口が加われば、横浜ベイスターズが左腕王国としてセ界を席巻することになるでしょう。目標は、開幕ローテ入りに2桁勝利と新人王。今永でも成し遂げられなかった野望を成し遂げるか、ルーキーの活躍に注目です。