日本アニメの海外人気とクオリティの高さの秘密
国内だけではなく、海外でも人気の日本アニメ。なぜ、良質の作品を次々と生み出されるのか。
ドラゴンボールにワンピース。世代問わずに、人気のある漫画・アニメはありますよね。
少年漫画からのアニメ大ヒットのパターンもあれば、ジブリや、最近ですと、「君の名は」のように、オリジナルのアニメ映画も大ヒットしたりします。
日本アニメは、国内だけではなく、世界でも人気の高い産業です。
「COOL JAPAN」の中にも、日本アニメが分類されるぐらいです。
なぜ日本アニメは、海外でと人気が出るほどの良質の作品が出来るのでしょうか。
フランスで大人気の日本漫画・アニメ
日本のアニメや漫画が、人気になっている国の代表として思い浮かぶのがフランスです。
フランスと言えば、日本人から見ればおしゃれな国というイメージです。
そんなフランスでは、年に一回「JAPAN EXPO」という名の、日本を特集したイベントがあります。開始当初は漫画・アニメだけでしたが、今は日本の文化を知ってもらおうと、日本の伝統文化の紹介・体験ブースもあり、フランスの日本好きの方には、年に一回のビックイベントとなっています。
また、「JAPAN EXPO」は、フランスだけではなく、アメリカやタイのバンコクでも開催されています。
特に、タイのバンコクは、同じアジアの国で身近という事で、チャンスと捉えているらしいです。
本当かどうかわかりませんが、業界の中では、このタイのバンコクでの「JAPN EXPO」のチャンスの事を、
Thailand(タイ)での
Japan EXPOは、
Chance(チャンス)
の頭文字を取り、『TJC』といっている人もいたとかいないとか。
国外の販路の拡がり
このように、国外での人気が出た事により、国内以外の販路が拡がりが、昨今の漫画・アニメにはあります。
近い話では、昨年公開し、現在もヒット中の『君の名は』は、世界に拡がり、中国での興行収入は、95億円記録し、中国国内では、もっと日本のアニメをという声も多く上がっています。
国外でのヒットや販路の拡がによって、制作側の利益も昔に比べて上がって来た事により、制作側のモチベーションのアップが、作品のクオリティアップに繋がっているのではないでしょうか。
国内巨大産業のアニメ界の介入
国外での販路が拡がりましたが、国外でヒットするには、やはり国内でのヒットが必要になります。漫画やアニメがヒットするには、連載中・放送中に、人気が上がらないと難しいと思われていましたが、2000年代序盤から今現在も、とある巨大な業界が、アニメ界に介入して来ました。
パチンコ・パチスロ業界の介入
ここからの話は、私の先輩のT.Nさんの見解が大きのですが、現在のパチンコ・スロットの台の多くは、アニメを題材にした台が9割を占めているといっても過言ではありません。
それまでは、メーカーオリジナルキャラか、芸能人を使った台がほとんどだったのが、2000年代序盤から徐々にアニメを題材にした台が出て来て、今やメインとなっています。なぜアニメ作品を題材にしだしたかというと、作品に固定のファンが存在しており、そのファンからの支持が最初から得られた状態で、台が出せるかららしいです。
この業界の参入により、台を作るのに版権料というのが、権利者に払われる事により、制作側に大きな潤いを与え出しました。
特に大きかったのが、一般的には認知低い作品であったが、カルト的な人気があった作品などは、パチンコ・スロット化する事により、ユーザーに作品が知られ、連載や放送が終わった後からでも、作品が一般的にもヒットするという副産物が生まれました。
特に台がヒットすればするほどその傾向は強く、『バジリスク』『魔法少女まどか☆マギカ』など、T.N先輩は見た事も聞いた事もない作品だったらしいです。
T.Nさん曰くは、この2機種は大人気機種らしく、バジリスクは現在4作品、まどマギは2作品の台が出ているとの事で、その中でもバジリスクの3作品目の、バジリスク絆、通称『バジ絆』とまどマギ初代は、現在もお店の主力機種として稼働しているらしです。
特にまどマギは、その可愛らしい台の配色と作品キャラから、T.Nさんは恥ずかしく最初は打てないと思ったらしですが、いざ打つととんでもない破壊力の台だったらしく、5号機、いやスロット史に残る名機。俺のスロ人生ベスト5に入るほどの出来との事で、現在もスロッターを魅了しているらしです。
さらにT.Nさん情報ですと、『魔法少女まどか☆マギカ』はそもそも人気はある程度ある作品だったらしく、どのメーカーもこの作品の版権が、喉から手が出るほど欲しく、かなり激しい版権争いが繰り広げられ、その結果、『ドンちゃん』シリーズで有名なユニバーサル社が版権を獲得。
スロット史上最高額の版権料との噂もあるらしいです。
何が言いたいというと、人気が出ると、台も増大生産されます。契約内容はわかりませんが、台の増大生産はインセンティブついてると予想出来るので、さらに制作側は潤いを見せるのです。
まとめ
このように、昔とは比べられないぐらい、漫画・アニメの販路は国内外に拡がっています。
ヒット作生まれれば、リターンが大きい。
そのリターンで、より良いクオリティの作品を作る。
その作品がまたヒット。
また大きなリターンが入る。
このループが、日本の漫画とアニメの質が良い理由ではないでしょうか。
もちろん良い事ばかりの世界ではないですが、世界に誇れる日本の産業ですね。
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