4歳馬が筆頭となる予想

今年も早いもので7つの重賞レースが終了しました。
今年の注目は、ズバリ4歳馬です。重賞レース初戦となった京都金杯ではエアスピネルが、今年初のGllレースとなった日経新春杯ではミッキーロケットが人気通りの勝ちを収めています。
昨年の3歳馬レース菊花賞馬でもあり、キタサンブラック、ゴールドアクター、マリアライト、ミッキークイーン、シュヴァルグランなどの強豪を制し、見事1着となった昨年の有馬記念馬・サトノダイヤモンドも今年は4歳馬。今年はサトノダイヤモンドを軸とした展開が予想される中、他の4歳馬も頭角をメキメキと表しはじめてきた様相となっています。そんなサトノダイヤモンドに負けず劣らずの4歳馬をご紹介します。

マカヒキ

ここまでの成績は7戦5勝。
2016年の東京優駿(日本ダービー)馬です。サトノダイヤモンドと同じタイプの追い込みを得意とし、4コーナーから一気にごぼう抜きする脚質で、7番手、8番手にいた両者が4コーナーを曲がってからの直線勝負で、ハナ差という超僅差を制した馬です。先に行われた皐月賞では2着。この時、サトノダイヤモンドは3着と、未だサトノダイヤモンドには負けていない強者でもあります。昨年の年末は有馬記念を回避し、海外G1の凱旋門賞に出走。1番人気で出走した同レースの結果は14位と惨敗。仮に、昨年の有馬記念に出走していたとしたら、ガチガチで終わった結果とは異なり、予想が全く出来ない結果になったかもしれませんね。次走は2月の京都記念。得意とする2000メートル級。昨年の覇者・サトノクラウンも出走予定。その他、古馬相手にどのような走りを見せてくれるかが見ものですね。騎手はルメール、もしくは川田将雅のどちらかと思われますが、国内での騎手は川田将雅になると予想します。成長した両者の闘いは、これからが本番といったところでしょう。

ディーマジェスティ

ここまでの成績は9戦4勝。
2016年の皐月賞馬です。
サトノダイヤモンド、マカヒキと同じタイプで差し馬ですが、通過はさらに後ろめからの追走とする脚質で、タイミングが合えばグイグイとあっという間にごぼう抜きですが、少しタイミングを外すと追いつけずに終わる、少しリスキーなタイプといったところでしょうか。
昨年の皐月賞では2着のマカヒキを1.1/4差、3着のサトノダイヤモンドにも同じく1.1/4差と、1馬身差で勝利しています。昨年の東京優駿(日本ダービー)では、1着のマカヒキに約1馬身差、2着のサトノダイヤモンドには半馬身差の3着。とても均衡した力差というのがよくわかります。しかし、ジャパンカップでは、古馬相手に大苦戦。4番人気で出走した同レースでは、当時4歳馬、5歳馬の実力差を見せつけられ、直線でもスピードに乗り切らないまま13着でゴールイン。1着のキタサンブラックとは約2秒もの差が生じたレースとなってしまいました。距離適性としては私の予想で2200メートルまでが最適なのではと感じたレース内容でした。
騎手は蛯名正義が主に騎乗。お互いに知り尽くした関係性で、見事旋風を巻き起こして頂きたいです。次走は今のところ未定のようです。

レインボーライン

ここまでの成績は14戦3勝。
いいところまで行くのですが、もう1つ飛び抜けられく燻っている感のある馬です。
父・ステイゴールドと同じく追い込みを得意とする脚質です。
昨年の菊花賞では2着で、1着のサトノダイヤモンドには2馬身もの差を付けられ直線の伸びを見せつけられた結果となりましたが、あの時のサトノダイヤモンドはムチを入れることなく反応し、馬なりでゴールインしていたほど絶好調だった事もあり、仕方のない結果だったとも思えます。3着のエアスピネルにはハナ差で、4着のディーマジェスティにはクビ差、今年の日経新春杯馬となったミッキーロケットには約2馬身差で勝っているだけに、期待を持てる馬ですね。既に、出走すれば人気は上位を占める馬となっています。
昨年のジャパンカップでは、キタサンブラック、サウンズオブアース、シュヴァルグラン、ゴールドアクター、リアルスティールに次ぐ6着。2着のサウンズオブアースとのタイム差は、0.2秒差と、古馬相手でも十分に走れる脚を持っていることを証明したレースでした。
4歳馬となった今年は一皮向けて、見事G1を勝ち取って欲しいものです。
次走は、3月25日の日経賞Gllレースが予想されています。

その他、カフジプリンス、エアスピネル、ミッキーロケット、レッドエルディスト、マイネルハニー、ゼーヴィントなどなど、今年のG1を楽しくしてくれそうな存在が多くいる今年の4歳馬。
4歳馬はサトノダイヤモンドだけじゃない!というところを証明してくれそうな面子ですね。

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