Jリーグ王者・鹿島がアジア勢初の決勝進出!!

14日、クラブワールドカップ準決勝のアトレティコ・ナシオナル対鹿島アントラーズが市立吹田サッカースタジアムで行なわれ、鹿島が3-0で勝利し、Jリーグとしても、アジア勢としても初めての決勝戦進出を決めた。

今大会が初出場の鹿島を含め、アジア勢で準決勝に進出したクラブは11クラブ目で、過去10回はヨーロッパ勢に6敗、南米勢に4敗と圧倒されてきた。日本勢も2007年に浦和レッズ、2008年にガンバ大阪、2011年に柏レイソル、2015年はサンフレッチェ広島が準決勝で敗れてきたが、鹿島がついにその壁を破り、決勝へ駒を進めた。

決勝戦は15日のレアル・マドリードとクラブ・アメリカの勝者と対戦。決勝戦は12月18日、横浜国際総合競技場で19時30分にキックオフされる。

また、同日行われた5位決定戦ではアジア王者の全北現代がアフリカ王者のマメロディ・サンダウンズを4-1で圧倒して勝利した。

南米王者、アテレティコ・ナシオナルを撃破!!

序盤から南米代表のアトレティコ・ナシオナルに主導権を握られるものの、30分に鹿島がビデオ判定でPKを獲得。これを土井が決めて先制点をあげる。その後も立て続けに攻め込まれる鹿島だったが、GK曽ヶ端の好セーブやディフェンス陣の体を張った守備で守り切り、前半をリードで終える。

後半も鹿島の守備陣が体を張ってゴールを守ると、ゲームの終盤、少ないチャンスを攻撃陣がものにした。82分に遠藤が決定的な追加点を挙げると、86分には代わって入ったばかりの鈴木がファーストタッチでゴールを決めて3点目。試合はこのまま終了。鹿島が南米王者を3-0で下し、アジア勢初の決勝進出を決めた。

FIFA初導入のビデオアシスタントレフェリー(VARs)とは?

この試合で、FIFA主催大会で初めて導入されたVARs(ビデオアシスタントレフェリー)によって鹿島がPKを得たことが話題となり賛否を得ている。

VARsは試合のあらゆる画像を確認できる映像室に控え、レッドカードやPKといった試合の流れや結果を大きく左右する重要な判定について、現場の審判団に修正を依頼するというシステム。12月1日に行われた国際親善試合、イタリア対フランス戦で試験導入されたが、FIFA主催大会での導入はこの大会が始めてだった。

この試合、セットプレーの場面で鹿島の西がアトレティコ・ナシオナルのディフェンダーに倒されたが、そのままプレーは続行された。しかし、数分後にVARsが主審と連絡を取って試合を止めると、主審がピッチサイドのモニターで確認。その後、鹿島がPKの機会を得るという史上初の事態が起きた。

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