フルーツの王様バナナが絶滅の危機

ほとんどの人が大好きであろう、フルーツ消費量11年間連続第1位のあのバナナが、なんと絶滅の危機にたたされているというニュースが飛び込んできました!
朝食や、スポーツ中のエネルギー補給にもピッタリなバナナ。
世界にはバナナを主食としている国もあるので死活問題にもなっています。
いったい、バナナ農園で、今何が起きているのでしょうか。

以前に一度、バナナは全滅していた

オールシーズン手頃な価格で、いつでもスーパーなどで購入出来るバナナですが、
実は以前に一度全滅していた過去があるのです!
バナナは20世紀半ばまで「グロス・ミシェル」というクリーミーでしっかりした味わいの品種が人気でした。
しかし、「パナマ病」というバナナの木を枯れさせてしまうカビに感染をすると、治ることのない不治の病により、世界中に感染が拡大し、ほぼ全滅してしまったそうです。

そこで登場したのが「パナマ病」に強い、スーパーでみかけるバナナ「キャベンディッシュ」という品種のものです。
「パナマ病」には強いはずだった「キャベンディッシュ」が今、「新パナマ病」という新たな病原菌により絶滅の危機にたたされているそうなのです。
1990年に初めて台湾で発見されて以降、その後はインドネシア、マレーシア、フィリピンなどで感染が拡大し、日本が輸入するバナナの90%を占めるフィリピンのミンダナオ島では、ここ数年で被害が急速に拡大。
島にあるバナナの木の5分の1がすでに感染し、生産量もここ5年で20%以上の減っているのが現実だそうです。

バナナが贅沢品に、そして世界から消える?!

生産量が減少すれば、当然、価格にも影響がでるもの。
スーパーの価格にも少しずつ影響が出てきているようです。
もしかすると、お手頃バナナが贅沢品へ変貌を遂げる日がくるかもしれません。
フィリピン政府も「新パナマ病」に強い品種の開発を進めてはいるようですが、まだ実用化の目処はたたないようで、このまま対策が進まなければ、5年か10年後には世界からバナナが消えてしまうという話もあるとのことです。
大好きなバナナ、早く新たな品種が開発されることを願うばかりです。

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