〜しなさいは、やる気スイッチをOFFにする

親なら誰しもついつい言ってしまいがちな、「〜しなさい」
「宿題やりなさい」「歯を磨きなさい」「ピアノの練習をしなさい」「リフティングの練習をしなさい」などなど…、あげたらきりがないですよね。
でも、これが子供たちのやる気スイッチをOFFにしてしまっているのです。
「今やろうとしていた!」と反抗してはきませんか?
子供に限らず、命令されることはいい気はしないものですよね。
では、逆にやる気スイッチをONにする声掛けはどんなものがあるのでしょう。

魔法のことばは「一緒に〜しよう」

小学3年生になるうちの息子は、5才の頃から地域のサッカークラブに入っているのですが、始めてからの3年間は、なかなかやる気がおきず、練習も休みがちでした。
そんな彼が、今では毎日のようにボールを蹴り、毎日のように欧州サッカーの試合をテレビで鑑賞し、週3回のサッカーの練習を心待ちにする少年へと変貌を遂げました。
では、そのきっかけはなんだったのか…。
始めてからの3年間は、サッカーの練習の送迎は仕事の忙しかった主人に代わって私が担当していました。
送ったあとは自宅へ帰り、家事やら下の子の相手をし、練習が終わる頃に迎えに行く…。息子が練習しているところはほとんど見ることがありませんでした。
しかし私の妊娠、主人の仕事が落ち着いたことを期に、送迎は主人が担当することになりました。
もともとサッカー好きな主人は、練習を始めから最後までしっかりみて、水分補給に戻ってくる息子に、実践しながらアドバイスをしています。
「一緒にリフティングの練習しようぜ!」と息子を誘い、「どっちが先に10回出来るか勝負しようぜ!」と競争心を駆り立て、欧州サッカーの試合を「今のプレーみた???凄くない!!!」と一緒に楽しみながら観戦をしています。息子はどんどんサッカーにのめり込んでいきました。父親とサッカーをすることが楽しくなってきた息子は、練習へ行くことを嫌がらなくなりました。

締めはやっぱり褒めること

毎週コツコツと練習をすれば、自然と力もついてくるもの。
今まで出来なかったことが出来たとき、一緒に喜んでくれる人がいるのはとても嬉しいものですよね。
子供は褒めてもらうことが大好きです。一緒に喜んでくれて、更に褒めてもらえたら…。
自分に自信もつき、新しいことへチャレンジする意欲も湧いてくる。

子供のやる気スイッチは、親のやる気の中に隠されているのではないでしょうか。
まずは、「〜しなさい」から「一緒に〜しよう」に変えてみる。スポーツだけではなく、勉強や習い事、日常生活の中のいろいろな場面で試してみる価値はあるのかもしれないですね。

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