今回は2023年ナショナルリーグの新人王について少しですが紹介したいと思います。
ナショナルリーグではニューヨークメッツの千賀投手も新人王候補として残っていましたが、残念ながら選出されませんでした。
そんな千賀投手を抑えて新人王に輝いたアリゾナ・ダイヤモンドバックスのコービン・キャロル選手を紹介したいと思います。

ナショナルリーグ新人王

コービン・キャロル

キャロルはメジャー2年目の今季、外野の3ポジションを兼任しながら155試合に出場して打率.285、25本塁打、76打点、54盗塁、OPS.868を記録。
新人では2012年のマイク・トラウト以来となる「20-40」を達成し、「25-50」は新人では史上初の快挙でした。
総合的な貢献度を表すWARは「ベースボール・リファレンス」版が5.4、「ファングラフス」版が6.0でともに新人リーグトップの数値。
1998年からナ・リーグに加わっているダイヤモンドバックスにとって、球団史上初の新人王となりました。

出典:YouTube

イチローに憧れて

―ルール変更が野球を変えた今季を振り返って。

 「より運動能力やスピードが、自分に期待されたと思うし、ファンも楽しめたと思う」

―満票で選ばれたことについて。

 「とても意味深いことだ。何年も執筆経験のある記者の方が、選んでくれたことは価値がある。特に、今年は他の3人の候補者も才能ある選手だっただけに意味あるものになった」

―子供時代の憧れだったイチローと同じく新人賞を獲得した。

 「そのことは、この賞の歴史と伝統を意味している。イチローは私が中学、高校と大きくなるにつれて、ずっと憧れて見続けて、尊敬してきた選手だから、とても、意味深く思う。イチローが獲得した賞の受賞者に自分の名前が並ぶのは、とても重要な意味がある。彼が、若い世代を啓発してきたように、僕も次の世代に影響を与えられたらいい」

ーイチローから与えられた啓示とは。

 「彼のプレースタイル。そして何でもこなせる能力です。自分のプレーに弱点を持たないことをも目標としているように見えた。彼は、体を大きくしようともせず、それでもさらにパワーを追い求めた。彼は選手としてありのままの自分でいたかったし、それに自信を持っていた。その姿を見て、憧れて大きくなりました。彼は決して一番大きな体つきではなかったけれど、色々な方法で試合で大きなインパクトを与えることができた。強肩だったり、好守備だったり、ヒットにする能力だったり。自分も同じような野球ができるようになりたいと刺激を受けた」

―あなたが続く世代に伝えたいことは。

 「いくつかあります。体が大きくなくても、試合にインパイクトを与える能力。特に、(小柄な)アジア系の米国人(自身は母が台湾人)を取り巻く状況を鑑みて、次の世代に伝えたいと思います。もう一つは、野球をリスペクトすること。プレーで110%出し切ること。そういうことを感じてほしい」

語りました。

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