みなさんは追い風参考記録という言葉を聞いた事はありますか。
陸上の一部の種目で聞いたりはしますね。
この追い風参考記録とはどういった記録なのでしょうか。
今回はそんな追い風参考記録について、少しですが紹介したいと思います。

不公正さを無くす為

短距離や跳躍系の種目において、追い風の状況で競技を行なうと、
本来の力以上に加速できる可能性が高く、記録の公平性が失われる可能性がありますね。
その不公平性を防ぐために、追い風が2メートルを超えるコンディションの下で競技が行なわれた場合の記録は参考記録となり、正式な記録とは認めらません。記録表や表示板などでは、追い風を「+」、向かい風を「-」で表記。細かい規定は大会ごとに定められているが、国際大会ではすべての風速計は国際陸上競技連盟

追い風

「追い風」が2.0m/秒を超えた時に適用されるのですが、
その計測する風向風速計は
「第1レーンに隣接してフィニッシュラインから50m地点」に設置、
またトラックから2m以上離してはならず、高さは1m22cmと決められています。
計測時間はスターターの信号器の発射を起点に競技ごとに定められており、
その時間の平均値が対象になります。

追い風による影響は

一説には風速1.0m/秒で0.085秒程度の恩恵があると言われています。
公式記録になるのは風速2.0m/秒までですから、上限である風速2.0m/秒の場合、無風時と比べて、単純計算で0.17秒速くゴールすることになります。
100分の1秒を争う競技において、0.17秒はとても大きいですね。

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