体脂肪を燃やせ。ケトジェニックダイエットとは?
ケトジェニックとは、ケトン体を肝臓で作り出して、脳などのエネルギー源として働かせる状態のことです。この「ケトン体」は実は体脂肪を燃やして作られます。
はじめに
みなさんはケトジェニックダイエットという言葉をご存じですか?
知らない方も多いのではないでしょうか。
しかし、いろんなダイエットがあるので自分に合ったダイエット方法が大事ですよね。
今回紹介するケトジェニックダイエットもダイエットの一つの方法として紹介したいと思います。
ケトジェニックダイエット
ケトジェニックとは、ケトン体を肝臓で作り出して、脳などのエネルギー源として働かせる状態のことです。この「ケトン体」は実は体脂肪を燃やして作られます。
しかし、現代の食事は、ご飯や麺、パンなどの炭水化物が主食になっているため、エネルギーは糖質(炭水化物を分解したもの)から作られるようになっているのです。このように、糖質をエネルギー源とすることをグルコジェニックと言います。
私たちの体は、ケトジェニックとグルコジェニックの2つのエネルギー源があり、車でいうとハイブリッドのような状態。ケトジェニックダイエットは、糖質を制限して脂肪をたっぷり摂り、体脂肪をエネルギー源とする体に変えていくことです。
ケトン体を作れる体
ケトン体ダイエットの目的は、ケトン体を作れる体にすること。ケトン体を作れるということは、体内に糖質がなく、脂質のみをエネルギー源として使う体にするということです。
そのような体にする方法はとてもシンプルで、糖質をほとんど摂取しないということです。これが、ケトン体ダイエットの方法です。
とはいえ、糖質を全く摂取しないのはあまり現実的ではありません。実際には1日の摂取カロリーの内、糖質が占める割合を20%以下に減らしましょう。糖質の量としては、1食20〜30g程度、1日多くとも100g以下を目安にしてください。
毎日糖質の少ない食事を食べることで体内に蓄えられている糖質がなくなり、脂肪が分解されて生じるケトン体が代わりのエネルギー源として使われるようになります。
ケトーシスに注意
ケトン食ダイエットでは糖質をほとんど摂取しないことでケトン体が作られ、血液中のケトン体の濃度が上昇します。すると、血糖値を維持するのが難しくなり、体力が低下したり、頭がボーっとしたりすることがあります。普段運動をしている方は、トレーニング中に力が出なくなってしまうことも・・・。このような状態を、ケトーシスといいます。
ケトーシスが長く続くと、神経症状が見られる可能性があります。そのため、ケトン体ダイエットを始める前に徐々に糖質の摂取量を減らし、ある程度糖質制限に慣れた状態からケトン体ダイエットを始めるのが安全です。
そして、少しでも体調がすぐれない、頭が働かないと思ったらケトン食ダイエットを中止し、糖質を摂取するようにしてください。健康な体があってのダイエットです。
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